#114 💰インボイス?ふざけるな❗
今日はインボイスについてのお話です。
先週も今週も動画にもしていますので、そちらもぜひご覧ください。
まずはインボイスについての私の意見を述べてみます。
『確かに言ってることはわかるけど…ちょっと厳しいよなー』
です。
私が売り手
あなたが買い手
私が税込110円で物を売り
あなたが税込110円を払う。
あなたは10円を消費税として払っているのに、私は10円を消費税として国に納めず、そのまま自分の利益にする。
これがいわゆる”益税”と呼ばれるものです。
消費者が支払った消費税のうち、国庫に納入されず、合法的に事業者の手元に残る部分のことを言います。
年間売上げが1,000万円以下の場合、この益税の恩恵を今までは受けていました。
しかし、年間売上げ1,000万円以上の人は、もらった消費税は国に納めていたわけです。
インボイス制度とは、この益税を解消するための措置として生まれました。
貰った消費税は消費税として、きちんと納めなさい、ということです。
年間売上げ1,000万円以上の人からしたら当然ですよね。
個人総研にも何人もいらっしゃいます。
しかし、個人事業主の多くの人が売上げが1,000万円以下です。
消費税の益税も込みで、自分の収入だと長年思っていた人たちからすれば、ある種急に利益を取り上げられた!と思うはずです。
特に、年商=年収(生活費)となっている人たちからすれば、年収が約10%も下がるのでこれは大問題です。死活問題です。
領収書をよく発行する職業
特にビジネス街で仕事をしている人は悲惨です。
個人タクシー、喫茶店、飲食店、文房具屋、本屋、
このようなサラリーマンが多く使うような、領収書を頼まれるような、個人事業主は軒並みインボイスでやられてしまいます。
明日以降で、もう少し深く対策や今後の傾向を。。。
#115 インボイスの対策は2つ❗️
インボイスについては、
動画ではかなり細かく、王道な色んなパターンを紹介していますが、
私個人的には大きく分けて2つしかないと思っています。
❶1,000万円を超えてしまう❗️
これが1番の理想です。
売上げ1,000万円を超えて、強制的に課税事業者になってしまうことです。
払う税金を払ったとしても、手元に残すお金を増やす!です。
❷様子見❗️
2023年10月1日から始まりますが、少し猶予があります。
【2023年10月1日〜2026年9月30日までは80%】
【2026年10月1日から2029年9月30日までは50%】
を仕入れ課税にできます。
つまり、3年はかかる消費税の20%の負担、その後3年は50%の負担というわけです。
【3年間】
税込110円でお金を貰えば、10円のうち2円だけ
【その後3年間】
税込110円でお金を貰えば、10円のうち5円だけ
を納めれば良いのです。
今までより支払いは増えますが、合計6年間は少しだけ猶予があるわけです。
その6年の間に、取引先、業界、周りの個人事業主、世の中、これらがどうなっていくのか、どれが王道になるのかを見定めて、それらが固まってから対応する、でも私は良いかと思います。
この6年のうちに、仕事をもらう取引先や、仕事をお願いしている業務委託先と話をまとめ、どうしていくかを決めれば良いと私は思います。
ただ、来年の10月から始まるのは事実なので、とりあえずは最初の3年の負担の20%をどうするのかを話し合いをして決めてください。
年間売上げ税込550万
業務委託費が税込220万なら
・今までなら納める消費税が30万
・インボイスなら50万
・最初3年は34万
(かかった消費税20万のうち、80%の16万は仕入れ課税に入れても良い)
少しだけの負担ですみます。
これを売り手と買い手が共に負担しあえばさらに少なくてすみます。
インボイスが始まる来年10月までとインボイスが始まってからの3年、この辺である程度の方向性を決めてしまいましょう。
ただ、相手が企業の場合は注意が必要です。
インボイスを適用しないフリーランスとは仕事をしない!といきなり取引を中止させることは、一応法律では禁止されていますが、そんなものはなんとでも理由を付けて取引きを終わらせることが出来ると私は思っています。
相手が企業や大きな会社の場合は、来年の10月までにどうするのかを話し合っておきましょう。
明日はインボイスの小ネタをお話しして、インボイスのコラムは終わりにします。
#116 一般客相手でもヤバい⁉
さて、今日でインボイスのお話は最後です。
調べても中々出て来ないような質問に対して、お伝えします。
❶一般客が相手でも関係ある⁉️
これは個人総研にも沢山います。
美容師さんがその代表業種です。
一般のお客様が相手の商売ではインボイスは関係ないと言われていますが、実はそうではありません。
免税事業者の美容師さんでも、お客様からカットの消費税はもらいますよね?
そして、それは免税事業者なので納めず利益にしていますよね?
それが今まで通りのやり方で、問題はありませんでした。
しかし、消費税法には2023年の10月〜、免税事業者が消費税を請求しても良いとも悪いとも書いていません。
(偽インボイス番号を使って請求した場合は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金です)
つまり、一般のお客様が
『私が払っている消費税は、消費税として納めるんですか?インボイスを提示してください』
なんてことも0ではないということです。
ちなみに消費税法は免税事業者が消費税を請求することを予定していません。
これに対して、公正取引委員会の公式な回答は『免税事業者が消費税の請求をするのは、取引先とトラブルになるので、気をつけてください』
と言うだけです。
あくまで個人で解決しろと言っています。
そんな面倒なお客様はいないと思いますが、あり得るお話です。
また、飲食店などで相手先が飲食代を会社の交際費として使うなど、会社の経費にする場合はBtoBと同じと言っても良いでしょう。
免税事業者の飲食店は交際費に使用しないように、という社内のお達しが出て、今後使ってくれなくなる可能性もあるので、領収書を要求される先がどの程度あるかなど検討し、免税事業者のままでいるのかどうか考えたほうがいいかもしれません。
❷レシートは関係ない⁉️
これは関係あります。
レシートは、必要な事項を記載して発行することで簡易インボイス(適格簡易請求書)の扱いになります。簡易インボイスとは「不特定多数に対して営業を行う一定の業種」が発行できる、インボイスの内容を簡略化したものです。飲食店はその業種に当てはまります。
❸消費税は上がるかも⁉️
今は10%ですが、これが今後15%、20%となった場合、よりこのインボイスを無視することは出来なくなります。
消費税は上がる可能性があることを忘れないでください。
❹海外を相手に仕事をしている⁉️
海外を相手に仕事をしている個人事業主は今も今後も消費税は関係ありません。
❺請求書は出していない⁉️
相手から支払通知書や領収書だけをもらうパターンの場合でもインボイスからは逃げられません。
相手側は個人事業主からインボイス番号を聞いて、支払通知書に記載する必要があります。
❻会計処理がかなり面倒⁉️
村島も個人事業主として消費税を払っていますが、消費税の計算や会計処理はかなり面倒です。
例えば、取引先に何かのお礼で食べ物を送ると
食べ物は軽減税率で8%
包装、送料は10%
と、細かく分けなければなりません。これが厄介です。
簡易課税を使うと、少しは楽になるかもしれません。
❼免税事業者の文句⁉️
消費税を貰ってるとはいえ、それはきちんと売上げとして計上し、所得税も納めているだろう!
なんて声も聞こえてきますが、やはり項目に消費税と書いている以上、益税の恩恵を受けているのに変わりはありません。
それなら全て、税抜きで金額を記載しましょう。
以上、インボイスについて3日間でお話ししました。
まずは動画でキチッと内容を理解してください。
個人事業主である以上、少なからず影響はあります。
しっかり準備しておきましょう!
個別での相談も乗っておりますので、いつでもお気軽にご相談ください!
#117 🙆♀️お金の不安は消える🙆♂️
お金の不安。
多くの個人事業主があるかと思います。
ちなみに、法人でも、家庭でもあります。
つまり、多かれ少なかれ
生きていく上ではお金の悩みは誰しもがあるということです。
(無い人もいるかとは思います)
今回はそんなお金の悩みに対して、即効性のある助言をします。
それは
“不安を見つけ出す”
“コツコツ精神を持つ”
です。
先が見えない
漠然とお金の心配があるから
なんとなく不安だ
こんな風に、何が不安なのか、ハッキリ分かってない人が多いです。
この”不安”を明確に見つけ出すことが出来れば、それに対してやるべき事が見つかるので、不安は解消できます。
例えば
老後のお金が不安。
これは何が不安なのでしょう?
老後の生活資金だとします。
では、老後にいくら生活資金が必要なのでしょう?
それが月27万円だとします。
❶夫婦の年金で12万円
❷貯金を切り崩して5万円
❸保険の満期受け取りで3万円
この合計は20万円です。
毎月7万円足りません。
仮に65歳〜85歳までの20年で計算すると
月7万円×20年=1,680万円
つまり、1,680万円が必要なわけです。
あなたが今50歳として、65歳まで残り15年で毎月9.3万円貯める必要があります。
夫婦で考えると、46,500円です。
では、そのお金をどう用意しましょうか?
①今の利益から十分貯金に回せる
②+46,500円の利益を2人で新たに生み出す。
③毎月の支出を2人で46,500円ずつ減らす
④保険や投資の積立てで用意する
⑤65歳になっても働く
⑥65歳になった時にお金が入ってくる公的な制度を利用する
⑦65歳になった時に自動的にお金が入ってくる仕組みをつくる
などなど、方法や手段はいくらでもあります。
50歳からでは夫婦2人で毎月9.3万円の利益を出すのは難しそうですか?
自分には出来ないですか?
それは思い込みです。
きっと可能です。
月の支出を5万円見直して
事業でも副業でも月の利益を5万円増やす
これで月10万円の貯金ができます。
それ以外にも
比較的健全で現実的にあり得る年利3%の投資商品。
15年複利で回して、1,680万円つくるのには毎月いくら投資すれば良いと思いますか?
答えは74,018円です。
9.3万円よりハードルは下がります。
ちなみに私は妻と私で毎月合計4万円を積立てに回しています。
共に30歳から始めていますので、60歳の頃には年利3%でも、2,330万円の蓄えになります。
元本1,440万円に対して、運用益は890万円です。
このように時間がある方は金額が少なくても十分実現可能です。
そして、元本が大きければもっとゴールは早いです。
年齢が若い方は時間を使って
年齢がそれなりの方はお金を使って
年齢がそれなりでお金もない方はより頑張って
コツコツ継続し続ける事が大切です。
どうでしたか?
これはあくまで一例です。
人生には思いもよらぬ収入も支出もイベントもたくさんあります。
こんなに上手く計算通りにはいかないとは思います。
しかし、きちんと不安を明確化し、今何をすべきかを見定めて
それをコツコツと継続してみてください。
そうすれば予期せぬ事態にも対応できますし、無駄に不安になる必要もありません。
計画を決めたら、後はただひたすらがむしゃらに時間を過ごせば良いのです。
大切なのはコツコツ精神です。
一気になんて用意は出来ませんし、一気なんて考えるとより不安は増します。
計画的な現状維持は、衰退ではありません。
立派な前進で成長です。
あなたがお金に抱く不安は何でしょうか?
より細かく具体的に書き出してください。
そして、その不安を消すためにはいくら必要で、そのためには何をすべきでしょうか?
そう考えると、毎日今を精一杯頑張るだけで良いということに気付きます。
すると不安な時間は減ります😊
#118 ✨個人総研5年目突入㊗️
早いもので、
8月から個人総研も5期目に突入しました。
個人総研の前身の会社を大阪で立ち上げたのはその1年前ですから、
その当時からのお客様は既に6年目に突入しました。
本当にいつもありがとうございます。
感謝しても感謝しても、しきれない程に感謝しております😊
個人総研にはお客様が全国30都道府県以上にいます。
コロナ禍になってからはほとんどがzoom、
もしくは電話で話しただけ、という方がほとんどです。
電話やzoomで話が出来て、
契約ができて、利益が出て、
確かにビジネスモデルとしては優秀なのかもしれません。
しかし、その中でも会ったことのある方々にはやはり親近感や思いやりが湧いてくるのが正直なところです。
これはそうでない方々に思いやりがないとか、
お客様に優劣をつけるとか、
そんなことではありません。
どうしても会ったことがある人と、そうでない人とでは
顔、表情、声色、雰囲気、
などなど、好き嫌いではなく
そんな、言葉では表現できない違いがあります。
これは人間なので仕方がないと思います。
そして、私がそう思うのであれば、
お客様からもそう思われているかもしれないと言うことです。
コロナだから非対面を希望し、電話やzoomだけで済ませたい!
人付き合いが苦手!
会わずにすませたい!
そんな人たちに強要はしませんが、
そうでない人たちとはやっぱり会った方が何かとプラスに働くことが多い気がします。
私はもっともっと利益を上げて
全国中のお客様に手土産と挨拶に行けるようにしたい。
それは前から決めています。
別に話し込まなくても、近くに寄ったので、、
ぐらいでもいいと思っています。
日頃の感謝を、気持ちを
直接顔を見て言葉で伝えたいからです。
これは必ずやると、社内でも宣言しています。
“ありがとう”と思っている人に
本当にありがとうと伝えること、
これは意外と照れくさく、難しくて、とても簡単なことです。
お金を払ってくれているから
利益を生み出してくれているから
そんなことではありません。
(それが理由なら、今のままでも良いので、、)
しっかりと”ありがとう”を伝えたいだけなのです。
改めて、この場を借りて
皆様に、
皆様のご家族に、
皆様の大切な人たちに、
お礼を述べさせていただきます。
いつも本当にありがとうございます!
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします!
株式会社個人事業主総合研究所
代表取締役 村島 弘将