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サロンオーナー’sコラム #216
村島を助けてください🙇
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今日は少し私のことを書きます。

実は1ヶ月ほど前に、急な吐き気と腹痛に襲われました。
私は逆流性食道炎だと思い、病院で薬をもらいました。

私は15年ほど前にピロリ菌の除去をしており、そこからは定期的に胃カメラで検査をしています。
そして、逆流性食道炎にもなりやすい体質です。

またいつものことか、と思っていたのですが、薬を飲んでも中々治りません。
そこで、毎年受ける胃カメラの時期が来ましたので2週間ほど前に胃カメラで内視鏡の検査をしました。

逆流性食道炎どころか、胃も食道も健康的で何の問題もありませんでした。
ただ、喉につかえる感じがあったので、念の為細胞を採取して、検査をしてもらいました。
そして、2週間後の今日結果を聞きに行ったところ、これまた問題なし。

そして、診断されたのが
ヒステリー球というものでした。
ヒステリー球とは器質的障害がないにも関わらず喉の奥に何かが当たっているような感覚のことです。
これは、よく40代50代の女性がかかる症状で、ストレスや不安や抑うつ状態から誘発されるようです。

実は2年ほど前にも止まらない動悸に襲われて、心療内科の病院を2つほど行き、検査をしました。
1日中心電図を付ける検査もしたのですが、これまた問題なし。
健康とのことでした。
そして、これもストレスや不安が原因で起こる精神的なものだと診察されました。

私はメンタルは強い方だと思っておりました。
ちょっとしたことではクヨクヨせず、全ては気合いで何とかなるとも思っていました。

しかし、そんな私が気付けば精神的なストレスによって、身体に様々な変化が現れるようになりました。
広い意味で自律神経失調症とも言われるそうです。
病は気からではなく、病は知らぬ間にそこに、でした。

ここで、改めて今日、起業してからの日々を思い出しました。
2017年に開業届を出して、その年に法人を設立して8年目。
あっという間でしたが、本当に大変な日々でした。

個人事業主や経営者としての生活は、お金を稼げたり、時間の自由があったりと、多くのメリットがある一方で、多くのデメリットもあります。

それは精神的なものや、健康被害です。
長時間労働、不規則な生活、ストレスの多さは、身体的および精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性がとても高いです。
確かに、これらは世の中の社会人や学生でも当てはまります。

しかし、個人事業主や経営者のそれは一般の会社員や学生のストレスの比ではありません。
私は大企業も、中小企業も、小さな個人事務所も、全て経験して来ました。

やはり、個人事業主や経営者がダントツでしんどいです。
身体に現れるほどですから、、、
日本は9割以上がサラリーマンです。
普通に生活をしていて、仕事の為にサラリーマンが何千万と借金をすることはありません。
多くの個人事業主や経営者は、住宅ローンのように必ず家が手に入るわけでもなく、当たるかわからないビジネスに何百万、何千万と借金を背負います。
これはどう考えても異常です。

また、会社員のように守られる物がありません。
むしろ、自分が守る側です。
お客様、取引先、地域、自治体、国、法律、あらゆる対応も先頭でやるわけです。

全ての決断が、全て自分の事業や人生に影響するわけです。
流行ったと思ったら廃れたり、調子が良い時に競合が現れたり、昨今の物価高や円安もそうです。
自分ではどうしようも出来ない事が毎日のように起こります。
明日、事業や生活がどうなるかわからない、漠然とした不安と付き合い続けるのが個人事業主や経営者です。

個人事業主や経営者はこの多くの責任を抱えており、ストレスを感じやすい立場にあります。
ストレスを溜め込むと、精神的な健康だけでなく、身体的な不調にもつながります。
大丈夫、自分に限ってそんなことありえない、そう思っていても私のようになります。

経営者である以上、改めてこのストレスと向き合っていきながら、適切な方法で解消することが必要であると痛感しました。
しっかりと休む、趣味の時間を持つ、リラックスできる環境を整える、深呼吸を行うなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることは個人事業主や経営者にとっては、最重要事項なのかもしれません。

また、人間関係においても、孤立しがちな個人事業主や経営者にとって、家族や友人、同僚とのコミュニケーションは精神的な支えとなります。
私がこのコラムで吐き出すのもそのひとつです。

個人事業主や経営者として豊かな人生を送るためには、健康を維持することが不可欠です。
規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスマネジメント、そして良好な人間関係を意識して取り入れることで、健全な心身を保ちつつ、仕事に全力で取り組むことができると思います。

健康あっての人生、健康あっての仕事であることを忘れず、自分自身のケアにも十分な時間と労力をぜひ割いてください。
自分は大丈夫、そう思っている人ほど危ないかもしれません。

また、これら健康やストレスに関して個人的にとても興味があります。
ぜひ、お話できる方、コラムを書いていただける方を募集します。
ぜひ、窓口までご連絡ください。
どうかこの33歳の若造に、あなたの経験や知恵を教えてください。
ぜひ、支え合いながら一緒にお仕事をさせてください。

よろしくお願いします!!

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サロンオーナー’sコラム #217
下のレベルにはわからない😩
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ハッキリとものを言いますが、仕事でもスポーツでも、能力やレベルが下の人と、上の人はいます。
そこに人間としての差はありませんが、確実にあります。

そして、よく起こる現象が
『レベルが下の人から見ると、上のレベルにいる人との、能力の差を正しく認識できない』
ということです。

つまり、人間は自分より能力の高い人や組織を正しく評価するのが難しいということです。

わかりやすいのは子どもです。
うちには幼稚園の子どもがいます。
私がPCで作業をしていると、やらせてくれ、私が筋トレをしていると、自分にもできる!やらせて!
そう言ってきます。
これは、大人がやっていることを見て『自分にもできそうだ!』と錯覚をして『私にもやらせて!』と頼んでるわけです。
大人の私から見ると、幼稚園の子どもの能力ではPCは扱えませんし、10Kgのダンベルも持てません。
私から見ると、まだ難しいという事を正しく認識できているので、『あなたにはまだ早いよ』と諦めてもらいます。
大人には認識できて、子どもには認識できていないということです。

この錯覚は、自分の能力が低いために、自分より能力の高い人や組織がやっていることを理解できず、自分で理解できる範囲の中でそれらの物事を低く見積もり処理してしまうことで起きる誤った錯覚です。

ここで冒頭に戻ります。
大人の仕事においてもこの錯覚がよく起こります。
この錯覚の危険なところは、上司や自分より規模の大きい競合他社などを見た時に、実際には大きな差があるのにも関わらず、自分と大して変わらない、あるいは自分の方が優れていると勘違いしてしまうところです。
この誤解が原因で、相手を軽視したり、批判したりして、大きなしっぺ返しをくらう事があります。
また、このような態度は、健全な成長の機会を自ら妨げてしまうこともあるので要注意です。

今少し話題になっている、芸人がYouTuberを下に見るのも、YouTuberが芸人を下に見るのも、これらが関係しています。
それぞれに優れた能力と、劣った能力があることにきちんと気付けていないわけです。

皆さんもご存知の通りビジネスの世界では、【数字が全て】
という現実があります。
同業種や同年代で、自分よりも結果を出している相手がいたら、自分から見てその相手が大した事をしてるように見えなくても、それは下から見てるあなたには理解できていないだけで、上のレベルから見れば、実際には大きな差が存在することが多いのです。
能力なのか、仕事量なのか、頭なのか、確かに何かしらの差があるわけです。

自分の成長や事業の成功のために、他人の能力や成果を正しく認識することはとても重要です。
自分よりも結果を出している人や組織がいる場合、その背後には自分にはまだ見えていない努力やスキルがあることを認識し、自分の今のレベルをしっかり理解して、上のレベルの人たちのそれを学び取る姿勢を持ちましょう。
そして、時には完コピするのもありです。
真似て学ぶことは経営においてはとても大切です。
そうすることで、健全な自己成長と事業の発展が可能になります。

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サロンオーナー’sコラム #218
あなたはどっち‼️‼️
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🔥質vs量🔥

成果を出すために必要なのはどちらですか?
あなたはどっち派ですか?

個人事業主でも、会社員でも、仕事で成果を出すためによく議論されるテーマですが、この前紹介した『失敗の科学』という本に、こんな実験がありました。

ある陶芸クラスの初日。
このクラスでは生徒を「量」と「質」の2グループに分け、それぞれ異なる評価基準を設けました。

⚠️量のグループ
最終日に全作品の総重量で評価される。
総重量が約18Kg以上でB判定。
総重量が約23Kg以上でA判定。

⚠️質のグループ
自分で最高と思う作品を一つ提出。
量は関係なく、質のみでの評価される。

結果、面白い事実が明らかになりました。
全作品中で最も「質」の高い作品を作り出したのは、意外にも「量」のグループでした。

この結果について、著者のベイルズとオーランドは次のように指摘しています。
量のグループは作品を次々と作る過程で試行錯誤を重ね、技術を磨いていきました。
しかし、質のグループは完璧な作品を作ろうと頭で考えすぎ、実際に手を動かす時間が少なくなってしまいました。
そのため、壮大な理論だけが先行し、実際の成果が伴わなかったのです。

私も悩んだ時、業績が落ち込んだ時はとにかく量をこなすことを意識しています。
初めは時間がかかったとしても、仕事をしていく中で自分の能力や限界を知り、作業効率が良いものを見つけ出し、無駄をなくして、本当に質の高い仕事以外を削ぎ落としていきます。
今となってはそれなりに質の高い仕事ができるようになったと思います。
意思決定も早くなったと思います。

筋トレやダイエットでもそうです。
初心者がよく超回復がとか、野菜から先食べる方が、などと真っ先に質を求め、量を怠ります。
ある程度の経験や知識があり、自分の体のことや栄養素のことを理解したのなら効果的ですが、全くの素人がいきなり質にこだわっても、良い成果には結びにくいです。

まずは休まず毎日筋トレをする!
まずは少し食べる量を減らして運動してみる!

その量をこなしていく上で、自分の体のことを理解し、筋トレやダイエットの知識が身に付き、超回復を取り入れてみたり、野菜を先に食べてみたりして、より効率的に成果にたどり着くわけです。

最近は働き方改革により長時間労働は避けられるべきとされています。
しかし、自分の意思で学ぶ時間や自発的に行動する仕事においては、一概に悪とは言えません。

私たち個人事業主や経営者は自分で意思決定がしやすい環境にあります。
成果を求めるのであれば、仕事の質を向上させたいのであれば、まずは目の前にある量をこなしてみることが重要です。
量をこなすことで得られる経験やスキルの向上は、最終的に質を高めるための重要な要素となるでしょう。

ちなみに、これは休みも同様の考えです。
月曜日の健康とストレスのコラムで伝えましたが、個人事業主や経営者は休みを後回しがちです。
それが健康に悪く、仕事に影響が出る、結果、成果が出ない、
なんて風にも繋がりかねません。

だからこそ、質ではなく量を!
身体にガタが来た私も今は休めるだけいっぱい休んでみようと思っています。
土日祝は仕事は全くしない、17時にはお風呂に入ろう!
朝はのんびり1時間読書をしてから仕事に入ろう!
お昼休みはお昼寝をしよう!

こんな風に、成果を出すために仕事の量を、休みの量をコントロールして、仕事も休みも質の高いものを探してみたいと私は思っています。
正直中々簡単なことではなく、仕事が急に入ったり、休みたくても休めないことが多いですが、意識的に休みの量は増やしたいと思います。

仕事でも休みでも、質を追求するためには、まずは量を積み重ねることが必要だという考え方を、ぜひ一度試してみてください!

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サロンオーナー’sコラム #219
仕事は善👼 お金は悪👿
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誰かと仕事をする時に性善説と性悪説どちらに立つべきか?

性善説→人は生まれつきは善であり、悪行はそれを隠すために行われる、というのが性善説。

性悪説→人は生まれつきは悪であり、成長の過程でしか善を学ぶことが出来ない、とするの性悪説。

では、冒頭の答えです。
◉仕事に関しては性善説。
◉お金に関しては性悪説。

この立ち位置で仕事の仕組みを考えてみてください。

まず、仕事に関しては性善説に基づいて考えます。
人々は本来、仕事や組織を悪くしようとか、お客様を不幸にしようとは考えていません。
むしろ、誰もが自主的に幸せや成長を追求し、一生懸命に働こうとします。
個人総研も、皆さまも、同じはずです。
自分の仕事を通して、お客様、家族、世の中、それらを良くしたいと思い働いていると思います。
だから、仕事でのミスやトラブルもまず相手を責めるのではなく、そうなってしまった原因や仕組みを一緒に見直し、同じことが次に起こらないように解決策を考えることが大切です。
みんな、できれば良くしたいと思っています。

一方、お金に関しては性悪説に基づいて考えます。
お金の持つ魔力は非常に強力で、普段は善良な人であっても、誘惑に負けて闇堕ちすることもよくあります。人の命を殺めてしまうことすらあります。
これは人の弱さであり、避けられない現実です。
ですから、個人事業主や経営者にはよくあるお金でのトラブルが起きた場合、その相手を責めるのではなく、真っ先にそのトラブルを生み出してしまった自分の仕組み作りが悪かったと思うべきです。

金銭のやり取りはそれぞれの業界である程度のスタンダードが定着し、今更変えるのはとても難しいですが、トラブルが起こりうる相手にだけでも、新たな仕組みを取り入れてみましょう。
それだけでお金関係のストレスが大きく減少します。

この2つの考え方を組み合わせることで仕事がやりやすくなるかと思います。
性善説を基に相手の自主性を尊重し、全ての人の成長を支援する気持ちを持つ一方で、
性悪説を基にしてお金に関する業務には厳格なルールや管理体制を敷く。
このバランスが、あなたの仕事の健全な運営につながります。

とはいえ人間はそんなに単純なものでもありませんので、
最終的には、人間の本性は状況によって変わることを認識し、それに応じて柔軟に対応できる仕組み作りが重要です。
これにより、私たちが仕事をするモチベーションを維持しつつ、個人事業主としてのリスクも最小限に抑えることができるかと思います。

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サロンオーナー’sコラム #220
「お客様は優しい嘘をつく」
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題名の言葉は、私の尊敬するメガネの大手オンデーズの田中会長の言葉です。

この”お客様の優しい嘘”は小売業やサービス業において頻繁に見られます。
お客様は商品を試着したり見たりして「なんとなく」気に入らなかったり、値段を見て「高い」と感じたりすることがあります。
しかし、その際に正直に買わない理由を言わずに「もう少しサイズが小さければ良かったんだけどなぁ」とか「これの青色があればなぁ」といった「それっぽい嘘」をつくことがあります。
これは、自分のプライドや売り手の気持ちを傷つけないようにするための優しい嘘です。

このような状況で、真面目な売り手ほど、お客様の「優しい嘘」を真に受けてしまいがちです。
その結果、
「もっと小さいサイズがあれば売れる!」
「青色があれば売れる!」

と間違った思い込みをしてしまいます。
現場の声を尊重することは商売の基本ですが、こうした意見に基づいて筋違いな商品やサービスを作ってしまうことは早とちりで危険です。

こうした問題を避けるためには、いくつかの対策があります。
まず、販売データや顧客のフィードバックをあらゆる方面から分析し、自店の商品を客観的に評価する努力が必要です。

具体的には、買わない理由を毎回お客様に聞くことです。
ただ、ダイレクトには聞きづらいので、
「サイズや色以外に気になる点はありますか?」
などと尋ねることで、より具体的なフィードバックを得ることができます。
また、商品やサービスを提供する場や営業の場をしっかり観察して、商品の配置や接客方法など、他の要因が影響していないかを検討することも重要です。

個人事業主や経営者は日々の業務の中で、お客様が買わなかった理由について考える習慣をつけることをお勧めします。
これにより、表面的な理由の裏にある真の原因に気づくことができるかもしれません。

私たちが普段の買い物で、買う側になって、買わない理由を思い浮かべるとよりイメージしやすいです。
その本当の理由を引き出すわけです。
値段なのか、品質なのか、人なのか、深掘れば見えてくるはずです。

また、それらのデータを、同業種やビジネスパートナーに共有することで、異なる視点からの意見を取り入れ、より正確な判断を下すことができます。
ぜひ、皆さまのそういった意見も個人総研に共有してください。
一緒に解決策を考えさせていただきます。

お客様の「優しい嘘」に惑わされず、真のニーズを見極めるためには、データの分析や多角的な視点での評価、日々の考察と情報共有が重要です。
こうした努力を積み重ねることで、顧客満足度の向上と販売の最適化が可能となります。

あと、コラムとは関係ないですが、個人的に面白かった動画をひとつ😊

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