#70 『遠慮はするな、配慮はしろ』

今週は私が事業をするにおいて大切にしている行動についてお話しします。

🟡遠慮と配慮

皆様はこの違いわかりますか?
普通に調べると

【遠慮】
人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
【配慮】
心をくばること。心づかい。

と出てきます。
これを私なりに考えてみました。

【遠慮】
主語は自分。述語が行動しない。
つまり、遠慮とは誰かのため風であって実は自分のためなのです。
自分を守るため、何かから逃げるため、行動をつつしむことを言います。

【配慮】
主語は他人。述語が行動する。
つまり、配慮とは自分のためではなく、誰かのためにするものです。
誰かを守るため、誰かのことを考えて、行動したり行動をつつしんだりします。

あなたにも、部下、お客様、取引先、家族、ビジネスパートナーなどがいるでしょう。

あなたは事業主や、一家の主人な訳ですが、
その前にひとりの人間です。人生とは自分が主人公なわけです。
自分の人生に遠慮する必要なんてありません。
どんどん発言や行動をするべきです。
そして、そこに必要なのが配慮です。年齢、実績、男女、そんなものに捉われず、相手への敬意を常に払うべきです。
相手が小学生であってもです。

ある程度稼いだり、実績ができたり、歳を重ねると初心を忘れて慢心してしまいます。
相手への配慮を忘れがちです。
配慮を忘れると必ず衰退します。

あなたがお客様として何かしらのサービスを受ける時に、気持ちの良いサービスには必ずこの配慮があると思いませんか?
行動、言動、表情、仕草、
あなたは全てにおいて、他人に配慮できていますか?

皆様が今取っている、これから取ろうとしている自分の行動や言動は”遠慮”ですか?”配慮”てすか?

今一度自分に問いかけてみてください。
それだけであなたもあなたの周りも、そして事業も劇的に変化します。
あなたが変われば周りが変わり、周りが変われば環境が変わり、環境が変われば結果も変わり、そしてまたあなたが変わります。

#71 “甘さと優しさは違う”

🟡甘さと優しさ
普通に調べると

【甘さ】
厳しさに欠けているさま。評価の基準が厳格でない。
【優しさ】
他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。

と出てきます。
これを私なりに考えてみました。

【甘さ】
甘さとはただ相手を甘やかし、受け入れてしまうことです。相手の思い通りに行動、意見することです。甘さの反対は厳しさです。

【優しさ】
優しさとは相手のことを思い、厳しく意見することや間違ったことを正しく叱ってやることです。優しさには厳しさも必要です。

どちらが本当にあなたの、相手の為になるのでしょうか?

❶ご褒美や特別なイベントもなく、子供がおもちゃ売り場でおもちゃを欲しい駄々をこねています。昨日も買い、今日もまた買いますか?

❷従業員に仕事を任せました。
本人の力量なら十分にこなせる仕事です。時間もあったのにその仕事が遅れ、お客様に迷惑をかけました。

❶の甘さはすぐに買うこと。優しさは我慢を覚えさせること。

❷の甘さは許してあげること。優しさは叱ってあげること。

“甘さ”とはいつもその場しのぎです。相手がかわいそうだとか、自分が嫌われたくないだとか、短期的にその場をうまくおさめるだけです。

“優しさ”とは長い目で見て相手の成長を促します。その時は嫌われ役にまわっても、中長期で相手を幸せに、成長させるためのものです。

甘い人間は自分にも相手にも厳しいことは中々言えません。
優しい人間は自分にも相手にも厳しいことが言えます。

優しさと厳しさばかりでは疲れてしまうので甘さも必要です。
時には自分や相手を甘やかすことがあっても良いでしょう。

ただ、事業においては甘さは命取りになる場合もあります。
自分に甘い人間は、相手にも甘くなります。
『まぁいっか、こんなもんだ』
とその場しのぎばかりなり、それが溜まり、逃げ癖や負け癖が付いてしまいます。そうなると後は倒産、廃業、が待っています。

あなたは甘い人間ですか?
優しい人間ですか?

#72 “慢心家は自信家⁉️”

🟡慢心と自信
普通に調べると

【慢心】
おごり高ぶること。また、その心。自慢する気持ち。
【自信】
自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。

と出てきます。
これを私なりに考えてみました。

【慢心】
慢心家は過去を見ています。
自分を信じ過ぎるので自分に対して超ポジティブです。ただ、相手にはネガティヴに見えます。
自分がやってきた過程や結果を信じ過ぎるで、常に過去にとらわれてしまいます。

【自信】
自信家は未来を見ています。
自分を信じることなので自分に対してポジティブです。また、相手にもポジティブに見えます。
自分がやってきた過程や結果を信じ、更に向上しようと言う前向きな気持ちが見られます。過去の経験をもとに、未来を向いています。

自信を持つことは何事においても大切です。
それを外に発信しても、内に秘めたとしても自信がある人の話に人は惹かれ、魅了されます。
知識、経験にデータや数字の裏付けが掛け合わされた自信は強力な武器になります。
事業主には必要な要素です。

ただ、自分の能力以上にうまくいったり、周りに賞賛され過ぎると、”過信”に変わります。
そして過信はやがて慢心を生み出します。慢心は”傲慢”と”怠慢”も引き連れてやって来ます。

また、自信は過去から未来を見ているので成長するためには必要です。事業においても常に向上心を持ち続け、もっと良いものを、更なる改善を、と考えるのでプラスに働きます。

一方、慢心は過去の栄光をいつまでも引きずったり、自分の能力以上の力を持ったと素敵な勘違いをします。その結果、自分が正しいとおごり、正解だと思い込むので、成長を止めてしまいます。
むしろ、衰退してしまいます。

言葉でも、行動でも、背中で語る、でも表現の仕方はなんでも良いです。
慢心せず、自信を持って生きていきましょう❗️

#73 “頑な→❌ねばり強さ→⭕️”

🟡頑なとねばり強さ
普通に調べると

【頑な】
意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。
【ねばり強い】
根気強く最後までやりとおそうとするさま。

と出てきます。
これを私なりに考えてみました。

【頑な】
良くも悪くも考えや行動を曲げないことです。つまり『するべきではない』と証拠やデータがたくさんあるのにやめないことです。
間違っていると思いながらもいつか正しくなると思い込み、進み続けることです。

【ねばり強い】
自分の行動が正しいと信じ『するべきことである』と証拠やデータがそろっていることを簡単に投げ出さず、最後までやり遂げることができることです。そして、間違っていると思えばすぐに方向転換できることです。

かなり似た意味ですよね。
ねばり強い人にあって、頑なな人にないもの、それは

“自分の間違いを認める力、他の方法や計画が必要だと認める力”

です。

頑なな人は自分の弱さや間違いを認めません。また、指摘されるのを特に嫌います。周りの声や世の中の流れに対してこだわりが強いあまり逆行します。良い時もありますが、悪く進む時が多いです。

ねばり強い人は自分の意志と活力を総動員し、物事を考えます。間違っているとわかればすぐに軌道修正を行います。自分の間違いを認めることができるのは弱いからではなく、よく考えているからです。

トライアンドエラーという言葉があるように、試して、試して、試す。これは失敗したことを頑なにただ繰り返すこととは違います。

ねばり強さを持ち、信念を貫き、自分を信じます。
そして、事業や企画を信じます。
そうすれば、あなたの事業も大きく成長するはずです。
あなたが頑なな信念を持ち、意地を張って過去の失敗ルートから逸れない人でない限りは、です。

あなたが頑ななあまり、本当は間違っているのかも?と感じていることはありますか?
そんな時こそ、目標に向かって方向転換をしたり、新たな計画を練るべきです。そしてそれが正しいと思う間はねばり強くすすめるべきです。

大切なのは、同じ道ばかりを進まないこと。あなたが道を変えない限り、急に景色や風景、周りの環境は変わりません。

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