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サロンオーナー’sコラム #276
“選ぶ側”に立とう。
社会も、仕事も、人生も、
そして選挙も。
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一昨日、7月20日は衆議院選挙でした。
私も34歳になり、政治や社会について、自分なりの意見や思いを持つようになりました。
ここで特定の政党を肯定したり否定したりするつもりはありません。
でも選挙のたびに、「よくわからない」「自分には関係ない」と言う声を本当によく耳にします。
正直なところ、私も20代前半の頃は、選挙に行った記憶すら曖昧です。
投票所に足を運ぶ意味も、正直ピンときていませんでした。
でも今ならわかります。
選挙とは、“誰に投票するか”を決めることではなく、
「自分は何を望んでいるか」を考える機会なんだと。
たとえば、
税金をどう使ってほしいか。
どんな社会で働きたいか。
経営者として、どんな支援制度があれば助かるか。
こうした問いに、自分の言葉で答えられるようになったとき、選挙は「義務」ではなく、未来を設計するチャンスになります。
私自身、子どもが生まれてから、必ず選挙に行くようになりました。
自分ひとりの人生なら、ある程度どうにでもなります。
でも、子どもや孫の世代が「この国で生きていてよかった」と思える未来であってほしい。
その思いが、私を自然と投票所へ向かわせています。
私はいつも思います。
選挙や政治だけが特別なのではなく、経営者や個人事業主の毎日も、“選ぶこと”の連続です。
◉安く仕入れるか、信用を取るか
◉短期の売上を優先するか、長期の信頼を築くか
◉その仕事を引き受けるか、見送るか
◉夜に働くか、朝型に切り替えるか
◉人に任せるか、自分で抱えるか
どれも「選挙」ほど目立たないかもしれません。でも、こうした日々の選択の積み重ねこそが、人生を形づくっているのです。
だからこそ私は、“考えるクセ”を持ち続けたいと思っています。
「誰が正しいか」ではなく、「自分は何を選んでいるのか」を常に見つめ直すこと。
それが、経営者として、そして一人の社会人としての責任だと感じています。
ちなみに私は、白紙票だって“アリ”だと思っています。
何も考えずに投票するくらいなら、考え抜いた末の白票のほうが、よほど誠実です。
ただし「考えないこと」は、無関心ではなく、責任放棄だとも思っています。
そして、「1票なんて、何も変わらない」と言う人がいます。
でも私は、こう言いたいです。
最初の売上は、たった1円だったはず。
最初の顧客は、たった1人だったはず。
たった1票。されど、その1票こそが始まりです。
事業でも、人生でも、“最初の選択”にこそ意味があると思います。
選挙に関心を持ち始めると、自然と各党の政策にも目がいくようになります。ニュースを追いかけるのが楽しくなるし、結果が出たあとの分析も面白くなります。
日本経済やそれを取り巻く世界経済まで学びたくなります。
なぜ今回、与党が苦戦し、新興勢力が善戦したのか?
考え方、伝え方、巻き込み方、SNS戦略、すべてが事業に通じるヒントだらけです。
選挙は、ただの政治イベントではありません。
社会の空気感や、人々の感情、未来の兆しを感じ取る“ビジネスの教材”にもなります。
仕事も、選挙も、人生も、
「選ばない」という選択は、結局、誰かに決めてもらうことになります。そしてそれは、あとから「こんなはずじゃなかった」と言っても、通らないのです。
マクロからミクロへ。
この国がどうなるか?
自分の都道府県がどうなるか?
自分の市町村がどうなるか?
自分の事業がどうなるか?
そして、自分や家族の生活がどうなるか?
こうして逆算して考えると、選挙に行くことは、
“自分の生活を変える1%の可能性”をつかみにいく行動だと思えるのです。
社会も、仕事も、人生も、選び続ける者にしかコントロールできないと私は思います。
経営とは、事業とは、選び続けることです。
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サロンオーナー’sコラム #277
仕事は、頑張るより“戻る”が上手い人が勝つ‼️
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かつての私は、“猛烈に働く”ことが正義だと思っていました。
誰よりも早く動き、寝る間を削って働き続けることが、売上を伸ばす一番の近道だと信じていたんです。
いや、今も少しそう思っているところがあります。
実際、それでうまくいっていた時期もありました。
毎日がハイになって、刺激的で、達成感に満ちていました。
「やればやるほど成果が出る」そう信じて疑わなかったんです。
でも、、、身体は、そんな私に先にギブアップを告げました。
ある日、突然、動悸と息切れが止まらなくなりました。
夜は眠れず、朝になっても倦怠感が抜けない。
「ただの疲れやろ」と思って無理に動いていたら、さらに状態は悪化。
あらゆる病院で精密検査をしても「異常なし」。
でも、明らかにおかしい。
正直、怖かったです。
頭では「休まなあかん」と思っていても、身体も心も、どうやって止めればいいかわかりませんでした。
経営者や個人事業主には「休んでも誰も代わりがいない」というプレッシャーもあります。
「いつ売上が止まるかわからない」「休んでる場合じゃない」そう焦る気持ちも、よくわかります。
それでも、さすがにやばいと思って、少しずつ“休み休みする”という働き方を試してみました。
最初は勇気がいりました。
でも、驚いたのは、そのほうが仕事がうまく回る瞬間が増えたことです。
アイデアが出やすくなったり、人に対して柔らかくなれたり、判断ミスが減ったり。
まさに、“回復した脳と体”で動けていた実感がありました。
では、売上を優先するべきか?
それとも、楽しさや休みを優先するべきか?
この問いは、経営者や個人事業主にとって永遠のテーマかもしれません。
私なりに出した答えはこうです。
「稼げる人ほど、ちゃんと回復している」この事実に、真っ正面から向き合うことです。
🔎エビデンスで見る「休み」と「成果」の関係
✅1. 長時間労働は、生産性をむしろ下げる
ハーバード大学の研究では、6時間以上ぶっ通しで働いた場合、判断力・創造性・集中力が急激に低下することが判明しています。
さらに12時間以上働いた日は、ミスの発生率が通常の2倍以上になるというデータもあります。
「頑張った分だけ成果が出る」のではなく、「回復してこそ、パフォーマンスが上がる」という脳の仕組みを理解すべきです。
✅2. 楽しさやポジティブ感情は、売上と直結する
心理学者フレドリクソンの「拡張‐構築理論」によると、安心感・達成感・面白さといったポジティブな感情は、人間の思考・判断・創造性を広げていくとされています。
ビジネスの現場でも、「楽しく働いている人」の方が生産性も売上も高いという傾向が出ています。
「楽しさを感じながら働けているか?」それが、売上を左右する“目に見えないパワー”になっていることも少なくありません。
✅3. 「休まない人」が陥りやすい“じわ疲れ”の正体
WHO(世界保健機関)は、慢性ストレスの継続が、たとえ病気と診断されなくても、判断力やパフォーマンスをじわじわと奪っていくと警告しています。
特に、日々現場で動いている経営者や個人事業主に多いのがこんなサインです。
・仕事は回っているが、新しいアイデアが出なくなった
・やる気はあるのに、決断に時間がかかるようになった
・人とのやり取りが、「早く終わってほしい」に変わっている
・集中してるつもりが、気づいたらSNSや通知を見ている
これらは、体力や気合いの問題ではありません。
“休んでいない脳と感情”が、じわじわと判断や集中を侵している状態なのです。
◉だから私は、こう決めました。
「休むこと」に罪悪感を持たない。
「楽しめる働き方」を、自分の中でちゃんと認めてあげる。
そして、
“戻ってこれる力”を、経営スキルの一つとして鍛える。
ガチガチに休む必要はありません。
でも、“休み休みやっていく”という柔らかくて強い戦略こそ、これからの時代に合った経営術だと私は思っています。
頑張る力だけでは、もう差がつきません。なぜなら、頑張ることはすでに「当たり前」だからです。
これから差がつくのは、“戻ってくる力”。
そして、それを決めるのが「どう休むか」です。
頑張る力は誰でも持てます。
でも、“戻ってこれる力”は、意識して鍛えた人にしか手に入らない。
一度、騙されたと思って試してみてください。
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サロンオーナー’sコラム #278
自由がないのは、
“両替のセンス”がないからだ
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「お金と時間、どちらか1つもらえるなら?」
この問いを聞いて、私はある“実話”を思い出しました。
ある経営者が、部下にこう提案したそうです。
「今から1人につき10万円を支給する。その代わり、このお金で“自由時間を生み出す工夫”をしてみてほしい」と。
結果はどうなったと思いますか?
1人は、ルンバを買いました。
掃除の時間が30分→5分に減りました。
1人は、食洗機を買いました。
夕食後の皿洗いが無くなり、家族と過ごす時間が増えました。
ある人は、家計管理をアプリに変えて“お金の見える化”をしたことで、無駄な外食が減り、時間もお金も残るようになりました。
そうです、「お金をもらったのに、なぜか“時間が増えた”」という不思議な結果になったのです。
逆に、同じく「時間がほしい」と言っていた別のグループには、
週に10時間の“自由時間”をプレゼントしたそうです。
するとどうなったか。
「とりあえずNetflix観て終わりました」
「なんか時間が空くと、逆にやる気出ないですね」
「気づいたら、寝てました」
つまり、時間をもらっても、活かせる人は一握りだったのです。
でも、お金をもらった人は、それを“時間に変える工夫”をしたのです。
この話、何が面白いかというと、
人は“お金を増やす努力”はできても、“時間を増やす努力”は意外と下手なんですよね。
たとえば節約、投資、副業、値引き交渉…。
お金に対しては、あれこれ知恵が働くかと思います。
でも「時間の使い方」となると、
「とりあえず早起きしようかな?」くらいで終わる人がほとんどです。
でも、実はお金と時間は、いつも“両替”できる関係なんです。
外注する=お金を払って時間を買う。
自分でやる=時間を使ってお金を節約する。
つまり、「どっちが大事か?」ではなく、”交換レートを理解してるか?”のほうが重要なんです。
結局、「お金と時間、どっちがほしい?」という問いは、
「あなたは何を手にしたら“もっと豊かになれる”のか?」という問いでもあります。
お金をもらっても忙しい人。
時間をもらっても貧しい人。
そんな人がたくさんいる中で、“交換上手”な人だけが、自由に近づいていくわけです。
さて、あなたはどちら派ですか?
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サロンオーナー’sコラム #279
“やりたいことがある人”ほど、貧乏になる理由😂
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私はこれまで、何百人という個人事業主や経営者と会ってきました。
その中で多くの人がこう言います。
「自分には、やりたいことがあるんです。」
これは素晴らしいことです。
ただ、あえて言わせてください。
「“やりたいことがある人”ほど、貧乏になる確率が高い」
これは残酷だけど、私が実感として持っている“わりとリアルな話”です。
なぜか?
それは、「やりたいこと」と「求められていること」は違うからです。
たとえば、私は過去にこんな人を見ました。
「完全オーガニック素材だけでメニューを作りたい」と語り、
周囲のアドバイスも無視して仕入れ原価を爆上げ。
結果、価格も高騰し、お客さんが離れていったカフェオーナー。
「利益なんて後からついてくる。まずは信念!」
その気持ちは痛いほどわかります。
でも、現実はこうです。
信念だけで、家賃も人件費も払えない。
お客様は“理想”ではなく、“価値”にお金を払ってくれるのです。
「やりたいことをやれていないと、幸せじゃない」
「好きなことを仕事にしたい」
そう思う人も多いでしょう。
でも、視点を少し変えるとこう言えます。
「やりたいことを“売れる形”に変えられる人が、本当に自由に生きている」
私も起業当初は、FPとして
「お金の不安を減らす相談業務を広めたい」と考えていました。
でも最初は誰にも響かない。
「それって保険を売るの?」「FPってなに?」と、反応はイマイチでした。
そこで私は、いったん“やりたいこと”を封印しました。
代わりに、“個人事業主の社会保険まわりを整えるサービス”に落とし込んだんです。
厚生労働省の広域事務センター、年金事務所、労働基準監督署、税務署。何度も電話が鳴り、時には出向いて詰められることもありました。
正直、めちゃくちゃやりたくないことだらけでした。
でも、
“やりたくないこと”を積み上げた先に、“やりたいこと”を届ける力が身についたんです。
だから、はっきり言います。
「やりたいこと」は、軸であっても、“売り物”ではない。
夢をそのまま商品にして売れるのは、天才か芸術家くらいです。
皆さんの中には天才もいますが、私のような凡人が生き抜くには、「変換力」が必須です。
・相手が買いたくなる言葉に変換する
・需要のあるフォーマットに変換する
・競合と差別化できる形に変換する
やりたいこと × 売れる工夫 = 事業
この“掛け算”がないまま夢だけ語る人は、きっと苦しみ続けます。
もちろん私は、「やりたいことを諦めろ」と言いたいわけではありません。むしろその逆です。
「やりたいこと」を実現したいなら、“売れる形”に変えて届けろ。
それだけの話です。
これは、あくまで私の経験と統計です。26歳で起業して、今年で35歳。来年で10年目を迎える今だからこそ、確信を持って言えることでもあります。
「好きなことで生きていく」じゃない。売れるように、好きになるしかない。
本当にやりたいことがあるなら、
それを“届ける努力”に変えてみてください。
“夢でメシを食う”人生は、届け方を知ってる人から始まります。