#99 大切なのは買い手?売り手?
さて、今週はオーナー’sコラムです。
今週は経営について、私なりの考えや意見をコラムにしてみます。
そんな意見もあるのかと思って、ぜひ読んでみてください。
実は昨日スーパーで、たまごを買おうとしました。
198円と228円の2種類のたまごが置いてありました。
値段の差はわずか30円です。
そして売り場には、よくわからない栄養素の話と、産地の説明がイラストで書いてありました。
うーん、と少し悩み、結果安い198円の方を選びました。
私にとって栄養素のことも産地のこともよくわからなかったからです。
また、値段とは別にもう一つ気になったことがあります。
それは、賞味期限です。
結果的に全て同じ日付けだったので一番上のを選びました。
たまごを見つけてからカゴに入れるまでに約3分です。
私が30円をケチったとか
上から取るという暗黙のルールを破ったとか、そんな話ではありません。
この実体験から2つのことを学びました。
①人は30円の差でも、198円の買い物でも比較検討する
②人それぞれ響くポイントは違う
①
たった数十円でも値段の差を気にしたり、たった数百円の買い物の成分や賞味期限を気にしたり、多くの消費者はそこまでするということです。
つまり、それよりも何百倍も単価が高い私たちが扱うサービスの購入に対して、そりゃあ調べるし、比較もするし、躊躇もするだろう。ということです。
②
どうすれば、消費者が商品やサービスを買ってくれるのだろう?
たまごを例に挙げると、
値段?産地?成分?ブランド?味?色?イラスト?
消費者は何を見ているのでしょうか?
私は今回は値段を見ましたが、これが肉だと値段ではなく産地(国産)を選びます。
商品によって見る場所や求める要素は違うということです。
あなたの商品を買おうとしている人たちは何を求めて、何を選んでいるのでしょうか?
しっかりと市場のデータや傾向を理解して、しっかりとターゲットを絞り込んで、しっかりと買う側の気持ちを理解してみましょう。
スーパーでも、普通のスーパーと高級スーパーでは売り方も見せ方も変わるはずです。
来る人たちの層が全然違うからです。
大切なことは当たり前ですが、売り手目線よりも、買い手目線です。
また、その場にいる人が買いたいと思わせる物やサービスの提供が必要です。
砂漠では500mlの水が1,000円でも売れます。
満腹の人には100円でもカレーは売れません。
あなたの消費者の状況や、気持ちを今一度考えてみましょう。
#100 【番外編】100回記念✨
なんと今日で100回目のコラムです❗️
柴田さんや牧野さんにもそれくらい書いていただいております。
いつもありがとうございます😊
さて、今日はこの100回目のコラムに関して書きます。
実はこの平日毎日コラムはキングコングの西野さんのオンラインサロンの真似をしています。
私は個人総研のオンラインサロンをする前に、当時流行っていたあらゆるオンラインサロンに入ってみました。
そこで西野さんは毎日1人で3,000字〜4,000字のコラムを書いていました。読んでいてタメになることは多かったですし、スキマ時間に読み物感覚で楽しめたらなーと思い始めました。
ただ、これが思ったよりも大変です。アウトプットするためにはインプットが必要です。
自分が理解しないと文章には出来ないからです。
実は私事ですが、私はその日あった学びや気付きをタイムラインに毎日書いています。
雨の日も風の日もコロナの日も書いています。
大体500字〜800字くらいで、多い時は1000字を超えます。
1日1記事、きちんとした内容のものを書いています。
このコラムとタイムラインを合わせるとかれこれもう600記事です。600日連続ですね。文字数にすると40万字〜60万字くらいです。
このコラムとタイムラインで私が得たものは
❶継続する力
タイムラインは誰かに向けてではなく、自分のために書いてますから、もはや修行です。ただ、何かを継続する力は自信に繋がります。
小さな成功体験の積み重ねが、大きな成功へ繋がります。
❷意識する力
無意識を意識に変えると、世界は変わります。事業も確実に伸びます。アウトプットが決まっていれば、日々の出来事や出会い、ニュースに何か学びがないかと意識します。
❸知識量UP
調べたことを理解しないと文字には出来ません。調べるうちに関連用語やニュースを見るので、自分の知識がかなり増えます。実は一番学べて得してるのは私です。
❹伝える力UP
自分は理解しているつもりでも、それを誰かに伝えたり文字に起こすのは意外に難しいです。難しいことを相手にわかりやすく伝える、この伝える力は仕事以外の全ての場で役立ちます。
❺出会いや繋がり
このタイムラインを見て連絡が来たり、仕事に繋がったりする事がよくあります。実はこのタイムラインは柴田さんの真似をして始めました。そして私が柴田さんに連絡したのは柴田さんのタイムラインを見たからなのです。
どうでしょう?
いいこと尽くしでしょう?
ぜひ、真似してみてください!
と言っても、続ける人は中々いないもんです。
“継続は力なり”
はわかっていても難しいです。
皆さまは1年以上何かを続けていることはありますか?
事業でもそれは立派ですね!
今日は番外編でしたが、読んでいただきありがとうございました😊
#101 🛗エレベーターピッチ👱♂️
皆さまエレベーターピッチと言うビジネス用語をご存知ですか?
“御社の武器はなんですか?”
先日ある会社の社長さんにそう尋ねられました。
弊社の武器は…
と少し詰まってしまいました。
ビジネスモデルにかまけて、
自社サービスの強みや、弱み
競合他社との差別化や、参入障壁
勝手に理解してるつもりでいましたが、
そういったものをきちんと言語化できないと
他人に伝えられることができないと、意味がないと再認識しました。
ここで、冒頭のエレベーターピッチについてお話しします。
エレベーターピッチとは、エレベーターに乗っているくらいの短い時間で自分自身や自社のビジネスなどについてプレゼンする手法のことで、アメリカのシリコンバレーが発祥とされます。
元々は多忙で時間がない投資家に対して短い時間でアピールし、投資を増やしてもらうチャンスをつくる方法として利用されていました。
15~30秒という短時間で行うプレゼンは、営業活動だけでなく、自己アピールなどにも活用できるスキルです。しかし短時間ゆえ、伝える内容や順番を整理し、簡潔に分かりやすく話さなくてはなりません。
何となく、大体、雰囲気で、そんな説明でお客様は納得しません。
自分の頭の中のイメージや構想
こうしたい、ああしたい、
そんなモワッとしたものをきちんと言語化できてこそ自分のものになったと言えます。
また、それが出来ないと自分の事業と競合とを比較できません。
人と比べなくていいよ、ってのは人生では正解かもしれませんが、事業では不正解です。
なぜなら、お客様はあなたのサービスと他社のサービスを比べるからです。
ネットがこれだけ普及したので、物やサービスを購入する際に人は”比較”をします。
Amazon?楽天?ヤフオク?
ヤマダ電機?エディオン?ヨドバシカメラ?
唯一無二のものもありますが、事業はどこまでいっても比べ合いに勝たなくてはいけません。
常に流行り廃りがあります。
また、当たり前のことを言っても意味がありません。
飲食店で料理が美味しい
美容室でカットが上手
運送が荷物を運んでくれる
こんなことはそもそも当たり前と消費者は考えます(事業主としては苦労をわかってほしいが…)
15~30秒で話せるおおよその文字数は250文字です。この文字数で自社の製品・サービスの魅力を伝えきるには練習が必要になります。
ここでもう一度聞いてみます。
『あなたの事業の強み、他者に負けないところは何ですか?』
次回聞いた時にはスッと答えられるようにしておいてください😊
#102 スーパーの魚で高級寿司屋⁉️
昨日、放送作家の須平敦宣さんとお話をさせていただきました。
ガキ使やでぶや、TVタックルやめざましテレビなど、放送作家としては、これまで500本以上番組を作っており、今もレギュラー番組、特番合わせて10本以上同時に携わっている方でとても有意義な時間でした。
放送作家としての実績を武器に、大企業など10社以上もの経営コンサルもしている方です。
いくつもの番組(プロジェクト)を掛け持ちして、視聴率を0.1%上げるために色んなことを考えるそうです。
タレント、会場、BGM、などなど人を喜ばせる、笑わせる、惹きつけさせる、そんなことにひびぼっとうしているそうです。
そして、そんな気持ちはテレビだけではなく、どの事業もサービスも本質的には同じである。
と教えていただきました。
特に印象深かったお話が、
例えば飲食店をやるとして
美味しい、お店がきれい、
食材にこだわっている、
盛り付けがきれい、
そんなものはそもそも当たり前であり、飲食店をやるにおいては何の付加価値もない。
なぜならどのお店もそれをやっているし、お客様も当たり前だと思っているから。
しかし、高級なお寿司屋さんで
“スーパー西友の魚のみでお寿司を握っています”
なんてキャッチコピーがあれば
売れる売れないは別として人を惹きつける。
話題性があり、テレビやマスコミも味方に付けることができる。
大切なのは人の心や感情に訴え掛ける物やサービス。
それを利益につなげることがビジネスであり、そんなものを追い求めていきたい。
そんなお話でした。
これは事業主の皆様にも役に立つお話だと思いコラムにしました。
人は今日感動したものに、明日は感動しません。
当たり前が壮絶な企業努力で存在することも、知ったこっちゃないのです。
スーパーで物が買える
エレベーターは動く
風邪をひいたら病院に行ける
たったこの例3つですら、莫大な人間、時間、お金が動いています。
私たち事業家は事業として利益を出すのは当たり前です。
まずは事業で利益を出さないと何も始まりません。
そして、お客様を大切にするのも当たり前で、世の中や人のためになるのも当たり前です。
前提として、当たり前のことは当たり前ということですね。
そんな最低基準を超えた上で、どんな付加価値が生み出せるのかを考える必要があります。
企業努力をお客様にダイレクトに求めるのはある意味無駄だったりします。
それをお客様に求めてはいけないのかもしれません。
商売相手は人間です。
面白いアイディアに食いつき、感動し、感謝しお金を払います。
ぜひ、昨日の”強み”に何か+αの要素を付け加えて、事業を進化させてみてください。
#103 😭個人事業主は辛いよ😭
今日は経営者あるあると言いますか、、弱音も吐きたくなるよ😭
ってな感じで、少しは経営者の皆さまに寄り添えるコラムになっております。笑
私たち経営者や個人事業主はうまくいけば、カリスマにでも英雄にでもなれます。しかし、逆の場合はピエロや詐欺師とも呼ばれます。
本人がどれだけ頑張っていても、経営者である以上、社会的価値を含め、一定の結果や数字を求められます。
そして、実績の無い人間の言葉など、中身がどれだけ良くても誰にも届かない、これもまた事実で悲しい現実です。
(どれだけラーメンを愛していても、カップラーメンしか作れない私が明日ラーメン屋を出しても100%潰れます)
お客様も私たちに過度な期待や安心を求めますし、
銀行も私たちに現実的な数字を求めます。
みんな求めてきます😭
だから、事業年数、売上げ額、顧客数、納税額、
しっかりと目に見える数字は大切です。
安心も結局は時間や実績という数字(目に見える事実)なわけです。
やりがいや理念を持つことは大切です。独立した時の志も忘れてはいけません。
しかし、もうお気付きのように、綺麗事だけでは人を幸せにはできません。自分も他人もです。
もっと思いや熱量の部分を見てほしいのに本当に悔しい。
こんなに役に立てるサービスなのに!
私も日々そんな風に思います。
そして、声を上げればあげるほど意識高い系や詐欺師と呼ばれます。
本当にクソったれです。笑
上手に宣伝、広報をする必要がありますね。
自分の思いや理念を通すためも、
自分の理想やわがままを通すためにも、
結果や数字をまずは示す必要があります。
そして、しっかり稼ぐ必要があります。
あなたが何者なのかを示す必要があります。
人に言葉を届けるために、
人に価値や幸せを届けるために、
しっかりと目に見える実績を積みながら、しっかり稼いで経済的に、時間的に、そんな自由を手にしましょう😊
ただ、それでも愚痴の1つや2つは吐きながらやっていきましょうね😭👌
今月もありがとうございました!