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9/1〜9/5のコラムは…
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  ◇9月ゲストコラム◇
速さvs. 正確さ どっちが大事?
タケシタフミコ
@自営業者様の縁の下の力持ち
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今週のコラムは…
皆さんお待ちかね✨
自営業者の皆さんを各方面からサポートし、まさに「縁の下の力持ち」として活躍されている
竹下さんです📣

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そんな竹下さんのゲストコラム、今回のテーマは…
『仕事で求められるのは速さ?それとも正確さ?』
AIの進化で働き方の基準は大きく変わりました。

実際の現場で起きたエピソードや、竹下さんがたどり着いた“速さと正確さの両立法”をコラムにしていただきました!

無理なく成果を出し、仕事を長く楽しむためのヒントがここにあり✨

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#1 速さvs.正確さ、今と昔 結局大事なのは?
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みなさまごきげんよう。
相も変わらず自営業者さまを
縁の下で支え続ける
タケシタフミコです。

今回は仕事における
速さと正確さの両立について
お話ししてみたいと思います。

私も気づけば
本格的に在宅で仕事を始めてから
かれこれ15年以上経っています。
当時からずっと変わらず
受けている仕事といえば
ライティングと文字起こしですが
取り巻く状況は
かなり変わってきました。

まずは私が在宅ワークを始めた
15年前の私が感じていた状況です。
もちろんどんな仕事も
速さと正確さが両立できれば最高ですが
どちらかしか取れない場合
15年前は大抵の場合
「速さ」が所望されていました。
その後にきっちり編集するから
起こしは「粗起こしでもいい」と言われ
ライティングはとにかく量産の時代。
SEOのためということで
キーワードが羅列されただけの
中身スッカスカな記事も
数多く作られていました。

しかし、人の手を借りれば
ただの羅列よりは良い記事が作れます。
日記のような記事でもいいと
文字数とキーワードだけ指定で
それ以外は結構縛りがゆるい。
そんな依頼も多かったので
楽しんで書きつつも
結構お金になっていました。
マーケティングのために
SEOに力を入れる企業も多く
単価も高かったんですよね……。

ところが2016年。
WELQ(ウェルク)の炎上により
(詳しくはググってください)
記事の内容が
かなり重視されるようになってきました。
ただ書けばいい、ではなく
しっかり中身のあるものや
エビデンスがある説得力のあるものが
求められるようになり
その頃から一気に
単価の良いライティングの案件が
減っていきました。

そしてAIが優秀になって来た昨今
コマンドさえ間違えなければ
秒速でそこそこの記事が
出来上がるようになってきたことから
速さはAIに任せ
正確性が
人間に求められるようになりました。
文字起こしもしかりです。

ただ。
ただですよ。
とはいえ
少なくとも私が受けている仕事は
AIは会社から支給されません。
何ならライティングに関しては
AIを使うなという
お達しがあるところもあります。

そんな現状の中で
起こしやライティングにおいて
スピードが担保できるAIが
禁止される真の理由や
今私がベストだと思う
文字起こしにおける
スピードと精度の両立方法。
「で、結局どっちが大事なの?」
の問いに対する私なりの結論などをお話しできればと思います。

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#2 AIは速いけど…
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みなさまごきげんよう!
タケシタフミコです。
本日は、AIはスピードはあるが
精度においては
万能ではないというお話を
実体験に基づいてお伝えします。

先月の8月13日。
「依頼する案件を間違えていた。
今から対応できるか」
という話がクライアントから
舞い込んだそうで
仲介をしてくれている人が
「お盆なんですが、対応できますか?
難しければ交渉しますが……」
と遠慮気味に打診してきました。
毎月されている動画配信の原稿で、配信は通常15日です。

たまにあるんです、こういうの。
しかもこの案件に関しては
文章をかなり整えないといけないので、ただの文字起こしよりも
時間がかかります。

通常ならば
スピード重視だと思いますが
ここはフィードバックという名の細かいダメ出しが来るところ。
つまり、スピードと精度を
たとえ無茶ぶりでも両立しろ、と言ってくるところです。

そしてこういう会社は
正直かなり増えています。

私が分析したところ
このパターンは
AIをあれこれ駆使しているところに多い!
(自分が携わっている分野において)
AIは優秀なのだから
(おまえのところでも)
それを使えばいいだろう
すぐにできるだろうと。

逆にAIを使わないところも
AIを知らないがゆえに
同じように思っている人が
多い感じです。

だからこそ
私はこれをきっかけに
場合によっては
AIの精度は人間よりも
大幅に低いぞということを
全力でお伝えしたいと思います。

まず、文字起こしに関しては
音が響いている、不鮮明などの場合
「ここが聞き取れない」と言うこともなく
なかったものとしてスルーするのがAIです。

人間が文字起こしをすれば
1ページ分になるようなものを
3行で終わらせるのがAIです。

その中身を知らずして
「AIがあるんだからすぐできるでしょ。
正確にできるでしょ」と言われても、そりゃ無理な話です。

そうそう、AIに関して1つ余談ですが
以前仕事で読みが違うのを指摘したら
AIがそう言ったからと反論されたことがあります。

いや、んなことあるかい、と思って調べたら
AIによる概要のところに本当に書いてありまして。
よくよく読んだら同義語について解説し、その読み方を示しておりました。
(それを思い出して本日同じように調べたらちゃんと修正されていました)

AIは便利ですが
完璧でもないし万能でもない
そこを頭に置いて
AIに向き合ってほしいと切に思います。

あ、当然上記の案件は
お話ししたとおりAI使う方が大変なので
AI不使用でさくっと翌日までに終わらせ
特急案件で高単価をいただきました♪

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#3 AI禁止の真意
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みなさまごきげんよう
タケシタフミコです。
本日は、ライティングにおいて
なぜAI使用が禁止されるのかについてお話ししたいと思います。

使った人は
よくわかっていると思いますが
ライティングは
AIを使うと相当早いです。
個人の発信に関しては
むしろ使わない方がもったいないです。
言いたいことを簡潔にまとめて
美しい文章を作ってくれますし
しっかり訴求もしてくれます。
むしろ使いなよ、と思います。

ただ、どうしても文章が不自然になったり
表現や言葉の使い方が
微妙だったりします。
また、AIは著作権やコピペなどの概念が当然ながら薄い(ないのかな?)ので
意図せず丸パクリのような記事を
作ってしまうことがあります。
そして求めている回答に
たどり着いていないこともあります。

例えば、私が書いているスピ系の原稿では当然のごとくディレクションがあります。
「最終的にこういう流れにもっていってほしい」
それがAIにうまく伝わらず
出来上がった文章は方向性が異なることもあります。
ハッピーエンドにしたいのに
完全なバッドエンドになっていたり
恋愛ネタを書いているのに
恋愛以外の方向にいっていたり……。

AIに頼れば爆速でやっつけ記事はできます。
しかし、今は求められるものが
そういう方向ではないために
AI使用禁止、が言われることが
増えているように思います。
そう、AIが超絶得意とするものは
外注には出されなくなっているのです。

AI禁止と言われるところは
スピードより精度を重視している
これに尽きると思います。
でも、実際AIを使って土台作りをするのは全然問題ありません。

それをそのまま出すからダメなのであって
個人の発信同様
たたき台とするならば
結果としては
スピードも精度も担保できるので
ライターとしての評価も上がるというありがたいものになります。

「何でダメなんだよ」ではなく
AIの何がダメなのかを
真面目に考えてみることで
相手が言わんとしていることを
汲み取れます。

それがわかれば
AIとの
うまいタッグの組み方が見え
自分も楽になるし
クライアントもうれしいし
AIを提供している
会社も儲かるという
三方良しを作り出せるわけです。

ChatGPT禁止などを
うたっているのは
決してAIを否定している
古い会社だからではなく
AIに丸投げして推敲もせず
それを「自分の作品」として
ポンと出すような
プロ意識を持たない人間を
振るい落としている
しっかりした会社なんだと思えば
むしろ安心して仕事が
できる気がしますよね。

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#4 速さと正確さの両立方法
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みなさまごきげんよう
タケシタフミコです。

コスパならぬタイパ。
今の風潮はこれに尽きます。
特に文字起こし業界では
AIで起こしたものを提供し
それを校正するような感じでの
起こし依頼が増えています。

ハキハキとした標準語で
美しい発音で話しているものなら
本当に修正箇所が少ないので
1.5から2倍速で聞いて
驚くほどスピーディーに終わります。
こんな神案件ばかりなら
そもそも人間がいらないでしょう。

しかし
先日もお話ししましたが
AIは悪気なく
拾いにくい音はスルーし
音がかぶったらスルーし
言いよどんだら
別の単語として捉えます。
自分が1から起こすよりも
大変なことも結構あるわけです。

しかし、その状態では
納品できませんから
AIが出してきた
思わず「やり直し!」と
突き返したいようなものを
聞き直し、調べ直し
流れを読んで
間違っていそうな言葉を探し
こまごま修正していきます。

中途半端なものの修正は
正直、かえってミスが増えます。
私も比較してみましたが
最初から自分が起こしたものより
AIが起こしたものを修正した方が
細かいミスが多くなっていました。

では、一番速さも正確さも
両立させられるのは
どのパターンなのかと
私なりに試行錯誤したところ
結局たどり着いたのは

AI起こし

人間チェック

もう1回人間チェック

この二度手間に見える
スタイルでした。

1から起こすのは
フルでタイピングが必要なので
疲れるともちろん
スピードが落ちます。
それでも
助詞の抜けのような小さなミスは
圧倒的に低くなります。
短いスパンで
音を止めて確認するので
目の前のミスに
すぐ気づくからでしょう。

反対にAI起こしを
チェックするスタイルは
全部入力した場合に比べて
予測変換が活用しにくいので
人名の1文字が違うなど
普段ならあり得ないミスが
起こることがあります。

そのため、全部起こし終わったら
2倍速で再度チェック。
1人でダブルチェックを
こなす感じでいくと
速さと正確さが
確実に両立できます。

実は以前は昔の感覚で
とにかくスピード重視
だったのですが
速くても褒められないのに
精度が低いと結構言われるので
「少しでも早く提出して
クライアントがその後の工程に
じっくり
取り組めるように」
という自分なりの
気遣いから自分に課していた
最速納品をやめました!

今までより半日から1日
納期は下がっても
精度の高いものの方が
結局自分のストレスもないので
状況を柔軟に判断するって
ホント大事だなとしみじみです。

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#5 速さVS正確さの結論
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みなさまごきげんよう
タケシタフミコです。

ここまで
速さと正確さ
どちらが求められるかについて
今昔や私の経験
そしてAIと
タッグを組む際に
速さと正確さを
両立させる方法について
あれこれお話ししてきました。

では結論
どちらが大事なのかというと
「業種による」
ですよね。
例えばシステム構築であれば
精度が高くないと
何にもなりません。
時間がかかったとしても
確実に仕上げることが大事です。

しかし
報道機関なんかは
スピード命でしょう。
トレンドもスピードです。
また、同じ会社にいても
クレーム対応はスピード重視だし
経理は精度が大事ですよね。

まず、自分が関わることは
何が最優先されているのかを
見極めることです。
最初はそちらにベクトルを向け
特化できるように頑張るのみです。

しかし、どちらを重視していても
最終的には両立が求められます。
どちらも得られる方が
当然ながら仕事が
スムーズに進むからです。

そしてその両立を叶えるためには
スピード重視ならば
それをしつつも
「どうしたら
もっと正確にできるかな」
と考えること。
精度重視ならば
丁寧さを最優先しつつも
「どうしたら
もっと速くできるだろう」
と考えること。
これだと思うのです。

これが意識していれば
私が起こしに対して
見つけたような
みんなが幸せになれる
最高の落としどころが
見つかります。
ただし、それも
自分が無理をして
成り立つものであれば
長く続きません。
今度は時間のなさや疲労から
ミスが増え
スピードが落ちていきますから
常にフルパワーではなく
非常事態には
もうひと頑張りできるくらいの
体力を温存していくことを
しっかり心がけることも
自分のため
そして結果的に
クライアントのためになります。

このやり方をしていたから
お盆の突然の案件も
しっかり対応できました。

以前はフルで仕事を入れていて
とにかく前倒しするのに必死
夜中に眠りこけながら
1日でも早く
を目指していた私。
その頃よりも
1日納期は遅くても
いざの時にすぐ対応できる
そして仕上がりも良い
今の方が
当然ストレスもないし
忘れていた
仕事に対する楽しさも
しっかり感じられるような
心が戻ってきました。

忙しいと本当に心を亡くします。
仕事を楽しく
長く続けるためにも
速さと正確さの間の
ベストな落としどころを
見つけていってください。

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