📣6/2〜6/6のゲストコラムは…
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◇6月ゲストコラム◇
お客様から“選ばれる”人へ。
ー働く上で大切にしていること
川村康将@リフォーム業
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今回のゲストコラムに
ご登場いただくのは、
リフォーム業で独立5年目の川村さん。
実体験をもとに語られる「仕事観」には、業種を問わず共感と気づきが詰まっています。
テーマは
「働く上で大切にしていること」
📌たとえばこんなお話。
「独立してから、一番の支えは“仲間”だった」
コロナ禍の苦しい時期も、人とのつながりを力にして、川村さんは歩みを止めませんでした。
創業当初からの職人仲間とともに、“本当に必要なリフォーム”を一軒一軒丁寧に届けてきたそうです。
全コラムを通してにじむのは、
🔹誠実さ
🔹段取り力
そして、「リフォームは未来を売る仕事」というプロとしての誇り。
川村さんの言葉からは、
「信頼は、日々の積み重ねでしか生まれない」
という信念が伝わってきます。
地に足のついた仕事への誇り。
その思いが、やさしい語り口にのって届きます。
💬初回コラムは
本日19時配信✨
どうぞお楽しみに!
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#1 独立5年目、支えてくれたのは“仲間”の存在
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私は2020年に一念発起し独立起業しました。
これまでの経験と取得していた資格を活かしたいと思い、前職のリフォーム業をスタートさせました。
幸いにも自分の周りには信頼できる様々な業種の職人さん達が居てくれたので、開業当初は(何とかなるだろう)という何処か楽観的な思いだったのを覚えています。
ところが、3か月も経たない内に世の中が”コロナウイルス“で大騒ぎとなり、その影響をまともに受けてしまいました。
元請さんからの仕事の依頼も無くなり、自分で案件を取ろうにも不安定な社会情勢でどこのお宅も出費を控える傾向になってしまったのです。
会社勤めの頃は休日が待ち遠しいものでしたが、コロナ禍では予定表の空欄を何とか埋めていこうと必死でした。
先の見えないトンネルの中に居るような日々でしたがそんな自分を救ってくれたのが周りの仲間でした。
職人さんの身内のお宅で工事を請け負わせて頂いたり、新規の元請さんを紹介してもらったりと、私の売り上げ少しでも確保できるように気に掛けてもらいました。
もしもあの時のピンチを自分一人で乗り切らなければいけなかったとしたら、おそらく事業の継続を断念せざるを得ないという判断に至ったのではないかと思います。
私は現在、創業5年目の日々を自分なりに頑張っているところですが、当時の教訓として2つの事を常に頭の中に置いています。
1つ目は〈リスクに対する備え〉です。
事業が常に順調とは限りません。体調面や金銭面での不測の事態を真剣に考えて先々の事に備える必要があると思います。
2つ目は〈仲間との絆を大切にする〉という事です。
私は本当に苦しかった時、仲間に救われました。創業時に屋号を決める際、人との縁を大切にしたいとの思いから「絆」というワードが真っ先に思い浮かびました。
お客様との絆も大切ですが何よりも共に作業に従事する職人さん達との絆を大事にしていこうと思ったのです。
お陰様で今でも創業当時から付き合いのある仲間は誰一人欠ける事なく、公私ともに充実した関係を続けさせてもらっています。
個人事業主として日々の業務にあたっていると、ふいに孤独感に苛まれることもあります。そんな時は周りの仲間の頑張りをエネルギーに変えて頑張っていこうと、自身にハッパをかけています。
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#2「頼んで良かった」と言ってもらえる仕事を
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私が普段の業務で意識している事をお話しさせて頂きます。
リフォーム工事は既にある商品を売るのとは違い、
これから先の目に見えない未来を売り込む商売です。
なのでお客様には、出来るだけ工事完了後の快適な日常をイメージして頂けるよう努めています。
新しくなったキッチンで奥様が気持ちよく料理をする姿であったり、
畳の部屋からフローリングの部屋へ変え、床の色味に合わせたインテリアを配置したりと
ワクワクするように想像を膨らませてもらいます。
買い手と売り手の関係ではなく、
どのようにしたら今の生活がグレードアップするのかを一緒に考えるようにしています。
どの業界も同じだと思いますが、
リフォーム業界も同業他社が星の数ほどあります。
他社との差別化は容易なものではありませんが、
私は『目の前のお客様にトコトン付き合う事』を自社の強みとして取り組んでいます。
大手他社さんには無い『身の軽さ』と、
『小さなお困り事にも真摯に取り組む姿勢』がお客様からの信頼を得る為に不可欠なものではないかと思っています。
有難い事に、お得意様になって頂いてるお客様は
他社との相見積もりも無く、
我が家の相談事がある時は私の所へ一番にご連絡が来ます。
非常に有難いことです。
こういったお客様からの信頼を裏切らないよう、日々心掛けています。
また金額の大きな工事になればなる程、
大きな利益が見込まれますが、
「この工事は今回は不要だ」と感じれば丁寧に説明したうえでお断りするようにしています。
「信頼を得るのは時間が掛かるが失うときは一瞬だ」
という言葉をよく耳にしますが、まさしくその通りだと思います。
多くのリフォーム会社の中から自社を選んで頂いたお客様への感謝の気持ちを忘れずに、
「川村さんに頼んで良かった!」と言ってもらえるようにこれからも日々精進していきます。
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#3 業務における心の持ちよう
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皆さんは普段、車の運転をしていてイラっとする事はありませんか?
私は毎日、現場やお客様のお宅への移動手段として車を運転しています。
時には必要な資材をトラックで運んだり、大型車をレンタカーで借りる事もあります。
朝晩の通勤時間帯や雨の日などは渋滞に悩まされる事も多く、
特に急いでいる時はヤキモキしてしまいます。
同じような経験をされている方も多いかと思いますが、
私が日頃実践している「ハンドルを握った時の心構え」をお話しさせていただければと思います。
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① 行く先々で
赤信号に遭遇した時
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少しでも早く目的地へ着きたいのに、立て続けに赤信号だったりすると、ついつい危ない運転をしていませんか?
黄色になっているのに慌てて右折したり、
知らない内に車間距離をぐっと縮めていたり…
私はこういう時「確率の収束」を思い浮かべて気持ちを落ち着かせています。
(今日は赤信号の日なんだ。この後きっと良い事も待っているはず。
今はバタバタしても損するだけ。)
みたいな感じで心に余裕を持たせるようにしています。
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② 前の車が
ノロノロ運転だった時
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私の住んでいる地域は高齢ドライバーの方も多く、
一車線の道路では後ろに車の列が繋がってしまう事が日常的に起きています。
若い頃はイライラしてクラクションを鳴らしたり、
無理な追い越しをしてしまう事もありました。
ミラー越しに前の車の運転者がお年寄りだと分かると、
知らず知らずのうちに溜め息を漏らしてしまったりしてました。
そんな私も最近は、
(自分の親が運転している時に後ろから煽られたら嫌だろうなぁ)
と思うようにしています。
初心者や高齢者は運転に不慣れで、内心ドキドキしながらなんだろうなと。
こう考えるようになってからは、随分と運転中のストレスが減ったように思えます。
(時にはイラっとする事も当然ありますが)
交通事故を起こせば自動車の修理に高額な費用が掛かったり、
自身やお相手のケガの治療など、
想定外なお金や時間等に労力を費やさなければなりません。
ちょっとした心の持ちようで運転中のリスクを減らせるのであれば、やらない手は無いのでは無いでしょうか。
先に書いたのはあくまでも私が運転中に実践している内容ですが、
皆さんの日々の業務での「心の持ちよう」へのヒントになってもらえれば幸いです。
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#4 トラブルを未然に防ぐ現場の”準備力”とは
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私の業務はリフォーム工事です。
1日で終わる現場もあれば、時には3ヵ月程の期間を要する現場もあります。
私自身が何か作業をするというよりは、
様々な業種の職人さんを手配して工事を円滑に進め、
無事にお客様へと引き渡すのが主な役割です。
新築工事と違ってリフォーム工事は「やり始めたら、こんなはずじゃなかった!」なんて事が稀にあります。
そのため、そんな不測の事態をどうやって収めるかによって、工期や予算に大きな差が出来てしまいます。
仕上がりの品質を落とさずに、
決められた工期内で
なおかつ余計な支出を抑えるというのが、私の与えられた使命なのです。
有難い事に、私の周りの職人さん達は百戦錬磨のベテラン揃いで
(多少クセのある方もいますが…)助けられっぱなしの毎日です。
工事前には必ず職人さん達と現場を一度拝見させてもらい、
綿密な段取りを基に作業に取り掛かります。
私がいつも気を付けているのは、
この段取りをいかに広く深く拡げて、充分な準備に繋げられるかということです。
建築業界ではよく「段取り八分」と言われますが、まさにその通りです。
この作業にはどの道具が必要で、
その作業にはどの位の時間が掛かるかということをあらかじめ予測出来ていれば、あとはそれを実行するのみです。
経験豊富な職人さんは様々な事態を想定して工具類等を準備してくれます。
この準備が作業中の時間のロスや、予定してなかった仕様変更を未然に防いでくれるのです。
作業を中断すれば工期の延長や人工代の上乗せ、追加資材の購入など、時間も費用も余計にかかってしまいます。
つい先日の話ですが、
とある現場で図面には記載されていた柱が実際には無く、
予定外の建物の補強が必要になったという事がありました。
幸い、大工さんが持参していた材木を使って充分な補強ができ、現場への影響も最小限で済みました。
後に大工さんに「よく材料を持ってましたね?」とお礼のついでに聞いたところ、
「現地調査の段階で怪しいと思ったので念の為に用意してきた」
と言われました。
大抵の現場では計画通りに作業が進み、大きな問題等無く工事を終えるのですが、
それも周到な準備があってこそなんだと、改めて事前の段取りが大切なんだと思い知らされる出来事でした。
これからも「段取り八分」を常に意識して、
日々の業務に邁進していこうと思います。
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#5今も習慣。仕事が捗る先輩からの「教え」
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最終日は…
以前、私が地元の工務店に勤めていた時の話です。
入社当初は現場での経験も浅く、職人さん同士の会話にも入っていけず、自分に課せられた業務をこなすのに精一杯でした。
3歳年上の先輩がいたのですが、この先輩とは妙に馬が合い、公私に渡って色々と面倒を見てもらっていました。
普段はチャランポランでいい加減なところも多々あったのですが、仕事のことになると変に要領が良く、与えられた仕事もいつの間にか終わらせているというような方でした。
お酒の席にもよく誘われ、日頃の愚痴や下世話な話などで盛り上がっていました。
ある日、「どうして先輩は効率良く仕事が出来るんですか?何か秘訣でもあるんですか?」と聞いたところ、先輩は「別に秘訣なんてないよ。やらなきゃいけない事を紙に書き出して優先順位通りにこなしてるだけだよ。」と。
(ただそれだけ?)と思いながら「優先順位ってどうやって付けてるんですか?」との問いに先輩の答えは「自分の中にルールがあって、面倒くさくてやりたくないことから先に済ませている」でした。
普段の自分は嫌な事は後廻しで、いよいよになって重い腰を上げるような感じでした。
「何で嫌な事を先にやるようにしてるんですか?」と聞くと、「嫌な事を残しておくと、ずっとテンション低いままじゃん!先に片付けちゃえば、あとは上げてくだけでしょ!」
(そういうものなのかなぁ)と半信半疑でしたが、いざ実践してみると思いの外、仕事が捗るようになったのを覚えています。
25年以上前の話ですが、「嫌な事を先に片付ける」という教えが今でも習慣となっています。
自分の転職を境にその先輩とは疎遠になってしまいましたが、あの時の教えには感謝しかありません。