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◇12月ゲストコラム◇
なぜ人は変われないのか?
大城明仁 @ 美容室経営
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今年ラストのゲストコラムをご担当いただくのは…大城さん📣
まずは大城さんの半端ない経歴をちょこっとご紹介✨
◆祖父から続く理容師3代目のサラブレッド!
◆理容師として、数々の大会で入賞歴&優勝!
◆NHKにテレビ出演!美容雑誌に作品を掲載!
◆複数の美容メーカーのアドバイザーとして技術や製品開発に携わる!
◆満員御礼!美容の講習会や勉強会などの超人気講師!
確かな技術と知識で、大城流サロンを経営し、お客様からも絶大なる支持を受けています!
今回はそんな大城さんのサロンが繁盛するきっかけとなったエピソードと学びを共有していただきます✨
独立して33年になりますが、今もなお発展と進化を続ける大城さんのコラムは学びで溢れています📚
今週のコラムも必見です✨
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#1 あなたのチャレンジをとめる「心の壁」
私は独立して今年で33年になりました、そして還暦を迎えました。
これから新しいことにチャレンジしていきます。
これを言うと、もう今更とか年を考えてとかよく言われます。
でも、新しい自分を始めます。
「なぜ人は変われないのか?」
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あなたのチャレンジを
止めようとするもの
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あなたは何回チャレンジをしたら諦めますか?
これは、わたしが20数年前に言われた言葉で、お店の経営がうまくいっていないとき、セミナーに参加した講師の方から言われた言葉です。
一回失敗したから諦めるということは、何度もチャレンジせずに諦めてしまうのか。
条件反射のように、
「また失敗したらどうしよう」「お金もないし」「また失敗したら笑われるし」
このように、多くの人は行動を止めてしまう。
それでもなんとか、その気持ちを振り切って一歩を踏み出そうとしても、気が付いたら、また不安が出てくる。
これを繰り返して、結局最小の段階で行動を止めてしまうのです。
この「人の行動を止めるものの存在」を『心の壁』というそうです。
すぐ諦めてしまう人は、幼いころから『心の壁』があったのでしょうか?
いえ、そんなことはないでしょう。多少の差はあるにしても、今よりもっと未知の世界に
ワクワクして夢を描いたと思います。
しかし何らかの原因で、いつのまにかその好奇心は消え、日常の中に埋もれているのではないのでしょうか。
「成功する人なんて氷山の一角だよ」
「どうせ自分には無理なんだ」
「あの人は運がよかっただけだよ」
こんなふうに自分を諦めてしまったり、またうまくいっている人に対して、心の中で批判的になってしまうこともあるでしょう。
そもそも無理って決めたのは誰?
世の中には、人が驚くようなことをやってのける人がいますよね。
逆に、どれだけ努力してもうまくいかない、もしくは一時はうまくいっても、またすぐに元に戻ってしまう、その繰り返しに自信を失い、どうせ自分なんて何をやってもたかが知れていると諦めてしまう人もいます。
どちらかというと圧倒的に後者のほうが多いのではないのでしょうか。
この諦めさせるものが、先程お伝えした『心の壁』といえるでしょう。
この心の壁は、なぜ生まれるのでしょうか?
何も経験していない子どもの心は真っ白です。そして成長して経験が増えていくにつれて、この真っ白なキャンバスに色んなことが書き込まれていきます。
目にしたもの、耳から入る言葉が人の心をつくっていくのです。
そのダントツいちばんの制作者は、あなたの両親です。
次がおじいちゃん、おばあちゃんかもしれません。
そして、ここからだんだん制作者は増えていきます。近所のお兄ちゃん、お姉ちゃん、親戚の人。幼稚園、小学校の先生、
中学校の部活の顧問。高校、大学の先輩、そして社会人になってからの上司など、たくさんの人たちが、あなたの心に色んなことを書き込んでいきます。
こうしてまわりにいる色んな人の言葉、結果に対するまわりの反応、出会っていく人たちの考え方、当たり前と思われている常識、そうしたものに影響を受けて心はでき上がっていくのです。
…次回に続く
#2 なぜすぐにできないと思ってしまうのか?
「できない」「無理」「常識」「可能性は低い」よくよく考えてみると、これはすべて、あなたが生まれる前から存在した言葉です。
「できない」「無理」も実際に私たちが生み出した言葉は一つもありません。
ということは、逆に考えてみると、「無理」という言葉を知らない人には、無理という言葉が存在しないということになります。
多くの人は、それまで過去に経験してきた体験の中から未来の予測を立てます。
それが一番わかりやすいからですね。
そして、その中で可能だと判断したことは行動を起こしますが、「無理だ」と思うことは
チャレンジすることもしなくなります。
これは、人は過去の経験をベースにしながら生きているからです。
私はこう言われるまでは、そんなことを考えもせず、やってきたことを思い出します。
そして、失敗のほうを選択するスタイルを続けていくと、当然、明日は今までの過去の延長線上にあるので、出る結果は過去と同じように失敗するに違いないと思うようになります。
それで多くの人はチャレンジを恐れるのです。
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うまくいく人と
うまくいかない人の
たった一つの違い
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では、成功者は最初からすべてうまくいったのでしょうか?
それは違います。
成功者は、それだけ行動を起こしています。
行動したことが多いぶん、当然、普通の人より失敗体験は多いはずです。
それにも関わらず、なぜ、めげずにチャレンジするという行動を起こしていけるのか?
普通の人から見ると理解ができません。
「あの人は不屈の精神の持ち主だ」「人と違った違った特別な精神力の持ち主なんだ」「諦めないで心が成功をつくるんだ」
よくいわれる言葉ですが、ある意味これも人がつくった思い込みの一つです。
私は仕事を通してたくさんの成功者を見てきましたが、
うまくいく人は、ダメだと思ったら普通の人の何倍もの速度でやーめたと手放したりすることが多いものです。
うまくいく人も、そうでない人も、心の構造は一緒です。
では何が違うのでしょうか?
結論から言うと、本当の違いは『どちらの体験を頭の中で選んでリピートしてきたか』なのです。
うまくいく人は、常に過去の成功体験を思い出すことによって、成功したときの感情をリピートしてきています。
たとえば青春の日々、大好きな人との素敵な時間、人からほめられて輝いた瞬間など。
その一方で、できない人は、常に過去の失敗体験の記憶を思い出して、失敗したときの感情をリピートしていきます。
たとえばつらかったこと、恥ずかしかったこと、人から言われて傷ついたことなどです。
これは意外と知られていないことですが、頭の中には時間の概念がありません。
繰り返し思い出すことは、まるで現実に起きていることのように錯覚します。
そしてこれを何度も何度も繰り返し、その感情が記憶として強化されていくのです。
つまり、うまくいく人とうまくいかない人の唯一の違いは、どちらの経験を頭の中で拾って強化していけるかだけなのです。
私は、このことがよくわかったので、自分の身の丈に合った成功を少しずづ体験していきます。
#3 あなたはどちらの思い込みを選びますか?
転んでも、立ち上がって泣かなかったことを褒められる人もいれば、転んだこと自体を怒られる人もいます。
何をするにも私たちは人間関係の中で生きていますから、どちらの経験にも、必ず周りからの反応がついてきます。
褒められれば、褒められた記憶が残りますし、否定されると否定された記憶が刻まれます。
一言でいうなら、あなたの心の中の判断は、ほとんどが周りの人の影響が作り出したものだということです。
つまり「できる」も「できない」も「どうせ無理」も、あなたの周りの人があなたに植え付けた『思い込み』なのです。
あなたは、なんてことだ、まわりのせいだったのか、くそ、と腹を立てるかもしれません。
しかし全責任がそうではありません。
たった一つだけ、あなた自身がコントロールできることもあります。
それは
『どの言葉を選んで自分の記憶に書き込んでいくのか』ということです。
「あなたはすごいね」
「あなたは何をやってもダメだね」
あなたは、どちらの言葉を選んでいますか?
このセレクトの積み重ねがつくったものが、今のあなたの心なのです。
ということは、
できる人は「できる」と言われた、その言葉を選んで素直に信じただけ。
できない人は「できない」と言われた、その言葉を選んで素直に信じただけ。
ということです。
つまり、周りの人があなたにかける、どの言葉を選んで心のノートに書き込んでいくか、によって、人生は大きく違ったものになっていくのです。
私はこのことを学んだとき、人付き合いが大きく変わりましたね。別に今まで付き合ってる方や、友達をすべて変えることはありませんが、優先的に誰とお付き合いをしていくかで、今の商売や、ビジネスの流れが変わったのはいうまでもありません。
頭の中の常識が変われば、結果が変わります。
そして、思い込みを変えれば人生が変わります。
できないや、無理という常識は、どんどん書き換えていくことができます。
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人生を左右する二つの勘違い
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目標を立てたとしても、未来のことは、現時点では予測で動くしかありません。
結果は出てみるまでわからないのですから。
ということは、「素敵な未来を思うことはできるかも」という、ある意味「気のせい」から始まることになります。
このうまくいく人が持っている最強の思い込みのことを「素敵な勘違い」というそうです。
それがその人の思い込みとなり、習慣化されるためにうまくいくようになります。
これに対してうまくいかない人は、「うまくいかないかも」という「気のせい」を前提で動いています。
そうすると、何か始めようとするたびに、うまくいかない理由をあちらこちらから情報収集しますから、当然、結果はうまくいかないほうに引っ張られてしまいます。
そして、その結果がその人の思い込みとなり、習慣化されます。うまくいかない自分ができあがってしまうのは、自然の流れといっても過言ではありません。
このうまくいかない人が持っている悲劇的な思い込みを「不幸の勘違い」といいます。
まとめると、うまくいく人とうまくいかない人の違いは
『素敵な勘違い』しているのか
「不幸な勘違い」をしているのか、それだけだそうです。
#4 人生の悩みの9割が解決する「●●●」
「心の壁」があることは理解したけど、壊し方がわからないから困ってしまう。
どうすればこんな自分からサヨナラできるのか?
この解決法を知る前に、どうしても覚えてほしいことがあります。
私も数十年前に習ったことです。皆さんと共有したいと思いますので、まず声に出して次の文章を読んでみてください。
人は誰もが潜在意識の中で、「自分はこんな人間だ」という思い込みをもっている。これを『セルフイメージ』という。
そして、このセルフイメージを生み出す「コンフォートゾーン」の中にいることで、違和感なく生きている。
何かの拍子でこのコンフォートゾーンから飛び出そうとすると、「キープ機能」の働きにより、すぐに元のセルフイメージ通りの自分に戻ってしまう。
また、コンフォートゾーンの外は、「RAS(ラス)」がかかってしまうため、できる方法が見つからなくなり、結果として失敗してしまう。
その失敗体験の繰り返しによって生まれるストッパーのことを
「心の壁」という。
どうですか?
これを読んで頭の中では、最低3つくらいのクエスチョンが並んだかもしれません。
自分の経験と照らし合わせてみてください。
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頭の中の二つのゾーン
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人の行動を司る場所である脳。
聞いたことがあるかもしれませんが、脳は普通の人だと3%しか使っていないそうです。
アインシュタイン級の天才でも、やっと5%ということです。
この意識的に使う3%を「顕在意識」
そして無意識の領域の97%を「潜在意識」と言いますね。
ほとんどの方は分かっていらっしゃると思いますが、
3%の顕在意識は、自分の日常の訓練でコントロール可能な性質をもっています。
これに対して97%の潜在意識は、コントロールが効きにくく、人間でいうところの「善悪の判断」はありません。
いくら顕在意識が変わろうと思ったとしても、潜在意識はいつもの自分であろうとします。
潜在意識はどんな状況であれ、現状を維持しようとする性質を持っているそうです。
ちなみに人間の習慣や無意識のクセ、行動パターンは、潜在意識のゾーンに位置してます。
潜在意識はいわば、すべての言葉や映像、そして感情のパターンをストックする『倉庫』のようなものです。
あなたは、現状のままでいいですか?
私は常に「現状のままではいけない」と考え、行動する努力をしています。
皆さんもぜひ参考にしてください。
#5 あなたの人生のすべてを決めているもの
セルフイメージとは、
詳しくつきとめると、
「あなた自身が誰であるか?」
「何者であるか?」
という考えやイメージです。
私たちは心の中に自分自身の設計図、あるいはイメージをもっています。
それは意識して見ようとしても、あいまいではっきりしないものかもしれません。
なぜなら、意識的に認識できるものではないからです。
自分自身についての思い込みのほとんどは、子供時代につくられるといわれています。
その時の経験、成功や失敗、嬉しかったことや悔しかったこと、実績、他人や友達が自分に見せた反応など、私たちはこれらの経験をもとにして、自分自身のイメージを心の中で構築します。
自分自身の考えや信条が、このセルフイメージとなり潜在意識に入っていけば、それは真実になります。
そして誰もが真実に疑問をもたず、そのセルフイメージ通りに行動します。
つまり、あなたの心の中にある「自分はこういう人間である」というあなた自身の思い込みが、あなたの人生における運命を決めるのです。
セルフイメージは、それほどの威力があり、影響力をもつのです。
「自分は失敗しやすい人間だ」と自分を位置づけている人は、成功しやすいチャンスが投げ込まれたとしても、失敗する方向に向かっていきます。
たとえ、自分の意識では努力したとしても、です。
自分自身を不当な扱いの犠牲になるものだと位置づけているような人、
つまり被害を受ける運命にあった人は決まって、自分の考えを身をもって実証する状況に陥ってしまいます。
こう考えると、セルフイメージによって、私たちの全人格や行動、ふるまい、そして環境さえもが構築されるのです。
成功する人は、自分が成功することを当たり前だと思っています。
そして人は、この頭の中の当たり前だと思うことだけを、当たり前のように実現しているのです。
結果の差は「セルフイメージの差」と呼び変えてもいいくらい、セルフイメージは、結果に対して大きな影響力をもっているのです。
潜在意識の中では「良い・悪い」ではなく、セルフイメージ通りの生き方をしていることがコンフォートゾーンになるのです。
私はこういう人間だと思えるものを書き出してみると、あなた自身のセルフイメージが見えてくるのでやってみてください。
これは、私が十数年前に習ったことですが、今でも読み返しています。
来年に向けて『新たな挑戦』
皆様もやってみてください。