#96

こんにちはマキノです。

昨日うちの前の歩道で
小学生がジャンケンで
盛り上がっていました。

どうやら

ジャンケンに負けた子が
勝った子のランドセルを
背負うゲームみたいです。

負けると罰がある。

だから

例えジャンケンでも
みんな負けたくない。

あなたはどうですか?

【目次】
1.負けると罰ですか?
2.行動できない理由
3.勝つことの意味を換えると
4.小さなパラダイムシフト

★1.負けると罰ですか?

たかがジャンケンと
思うかもしれません。

しかし

ジャンケンを目的なしで
行う人っていませんよね。

負けると「罰」
負けると「損」
負けると「苦しい」
負けると「惨め」
負けると「恥」

こんなイメージありませんか?

子どもの遊びの
ランドセル背負い
ぐらいでも

こんな意識があるのでしょう。

みんなはムキになって
大声をあげていました。

★2.行動できない理由

私も起業したときには

「負けたら最後だ」
「負けたら恥だ」

ぐらいの想いがありました。

しかし

そう思えば思うほど
負けるまえから
怖くなってしまう。

具体的には・・・

行動できなくなるのです。

だって

チャレンジして負けたら

・罰
・損
・苦しい
・惨め
・恥

が漏れなくついてくるわけです。

というか

負けることは悪いことだと
信じてしまっているのです。

★3.勝つことの意味を換えると

負けることで損したり
負けることで罰せられる。

これが真実であれば
そりゃ怖くて恐ろしくて
行動できないですよね。

しかし

あるとき・・・

「勝った人がみんなの為になることをする」

という考え方に出会いました。

ランドセル背負いなら

ジャンケンして勝つ
↓↓↓
みんなの重しを背負って
あげられる権利が得られる

ということになります。

《負けると背負わされる》

という考え方が

《勝つと背負ってあげられる》

になるわけです。

私はハッとしました。

ビジネスって

「負けを恐れると怖くなる」
「怖いと行動できなくなる」
「行動しないと勝ちもない」

と再認識し

さらに

「勝つのは人の重しを背負うため」

と考えられたのです。

★4.小さなパラダイムシフト

そこから私は変わりました。

・負け
・失敗
・損失
・ミス

これらを恐れなくなって

「勝って人の重しを背負って楽にしてあげたいな」

と思えるようになったのです。

大人が子どもに

「負けちゃダメ」
「失敗しないで」
「ミスすると大変だよ」

と言うことありますよね。

私は言いません。

だって・・・

負けも失敗もミスもない
そんな人生無いですから。

誰にも無いと思います。

勝ったら
成功したら

人の役に立つため重しを
背負えると考えられると・・・

なんか

勝ち負けなんて

「どーでもいい」

と思えるようになりました。

大切なのは

・恐れないこと
・行動すること

だと思います。

勝って「エッヘン!」じゃ
なんか滑稽ですよね。

まっ

そーいうことです(^_-)-☆
P.S.
パラダイムシフトとは
当たり前だった認識や価値観が
大きく革新することです。

#97

こんにちはマキノです。

ウクライナとロシアの戦いをみて
ふと思い出したことを記します。

戦争のことではないのですが・・・

親子の絆のような出来事です。

【目次】
1.最後の家族旅行
2.お母ちゃん財布
3.衝撃の手紙
4.気付かせることの大切さ

★1.最後の家族旅行

私の父親が生きていた数年前
両親と沖縄旅行に行きました。

母親からの提案です。

当時既に70歳を超えていた母。

80歳で会社の経営を引退した
父への慰労のための旅行ですが

多分最後になる「家族旅行」を
提案してくれたことに感謝と
尊敬との気持ちが一杯になりました。

戦後

父は祖父と一緒に
小さなパン工場を
田舎町で立ち上げ

そこから約60年もの間
会社経営ひと筋の人でした。

父は起業家の大先輩です。

私は「起業」を人に薦めています。

ただし両親を見てきた
感想を言うとしたら…

「起業=成功」

という考えは成立しないと思いますし

「起業=幸せ」

も成立しないと改めて思うのです。

★2.お母ちゃんの財布

沖縄では昔話をたくさんしたのですが
一番盛り上がったのは”母ちゃん財布”
の話でした。

「母ちゃん財布」

ってご存知ですか?

こんな言葉を知っている人は
あまりいないかもしれませんが

ようは

「母親の財布からお金を盗む」

ということです。

小中学生の頃

お金の威力に気付いた私は
お金が欲しくて欲しくて
たまらなくなりました。

お金があれば好きなものが買えます。
友達などに自慢することもできます。

とくに魅力がなかった私は
お金でしか友人に好かれる
方法を知りませんでした。

だからお金が欲しくて欲しくて
たまらなかったのです。

そして

少ない小遣いでは満足できず
母が財布をしまうタンスから
よくお金を盗んでいました。

★3.衝撃の手紙

盗みは1~2年以上もの間・・・

恐らく合計で数万円を盗んだ
と思いますが母は何も言って
きませんでした。

「鈍感だなぁ」

…と、思っていました。

しかしある日、

タンスの中の財布を開くと
一枚の紙が入っていたのです。

その紙にはこう書いてありました。

「お母ちゃんはわかっているからね」

一瞬で青ざめました。

心臓がドキドキして
冷汗が手に滲みました。

「ヤバイ、バレてた…」

その日の夕食は気まずくて
仕方がありませんでした。

しかし

母はそのことに一言も触れません。

いつものように自然に
私に接してくれました。

その日を境に私は

「母ちゃん財布」

を辞めました。

とは言っても

その後、ヤンチャ行為を始め出し
さらに迷惑をかけたのですが・・・

その時の母の気持ちや対応は
いまも心に深く残っています。

★4.気付かせることの大切さ

私はこんな母親から
2つのことを学びました。

一つは

「長期的に温かい目で見守ること」

そしてもう一つは

「説教するのではなく本人に気付かせる」

という2つの大事なことです。

大事なことを言葉ではなく
背中で見せてくれました。

この考えは教師時代にも
大変に役立ちました。

起業後も

私は複数の会社を運営したり
スタッフ達を抱えるようにも
なったのですが

ここでも大いに役立ちました。

たくさんのお弟子さんや
会員さんに物事を教えることが
多くなったときも・・・

人に何かを教えていると

「何でこんな事ができないんだ」
「もっと早いスピードで覚えてくれ」

などと思ってしまう事も
正直あったのですが

しかしその度に

「母ちゃん財布」

をよく思い出しました。

沖縄旅行の最後の日
別れ際に母が

「ありがとうね。これで帰りにお弁当でも買って」

と言って

1万円のお小遣いをくれました。

大人になった私にとって
1万円はそれほど大きな
金額ではありません。

しかし

とても重たく
本当に嬉しい
1万円でした。

これからも母のように
自分の器を大きくして

「気付き」

を与えられる人間に
なりたいと思っています。

では(^_-)-☆

#98

こんにちはマキノです。

SNSに投稿するときあなたは

「こんなこと書いて『コイツってバカだ』と思われないかな?」

なんて心配になったこと
一度くらいありませんか?

【目次】
1.バカだと思われる恐怖
2.江戸時代からの縛り
3.モノづくり大国はすごい?
4.「個」の時代の幕開け

★1.バカだと思われる恐怖

たとえば講習会などで

「こんな質問したらぜったいにバカだって思われちゃうよな」

なんて思って遠慮してしまう
アノ心理ってわかりますか?

この意識は

日本人特有の意識といっても
言い過ぎではないでしょう。

ちょっと辛口かもですが・・・

日本人は

・みんなと違う意見
・みんなと違う行動
・みんなと違う発言

これらを「悪」と見てしまい
自分と異なる人を「変」だと
決めつける珍しい民族です。

まあ、その「珍しさ」は
今でこそ緩和してきましたが・・・

ちょっと前まで

・みんなと同じ格好で
・みんなと同じ勉強を
・みんなと同じようにでき
・みんなと同じ生活をし

算数の計算がでないと
重いバケツをもたされて
廊下に罰で立たされる・・・

という

不思議な価値観で国民の
誰もがしばられていました。

とにかく

≪個性≫

個性こそが国の生産力の
大敵だったわけです。

★2.江戸時代からの縛り

昭和の日本の教育は
生産性に力を入れた

・富国強兵
・高度経済成長

このような国の方針により
行われてきました。

だから≪個性≫に対して
偏見の目を持てという
教育をほどこしたのです。

これが以前の学校教育の
影の部分と言えるでしょう。

というのも

その時代の権力者が都合よく
自分の縄張りを収めるためには
個性が邪魔だったからです。

江戸時代の身分制度
「士農工商」もそう。

江戸幕府は

お百姓さんには農業だけを
ずっとやらしておこうって
思っていたわけです。

だから士の次が農なのです。

『自分の思う道を自由に進め』

なんて口が裂けても
言わなかったのが・・・

いつの時代もトップの共通点。

逆に

商人のことは煙たがって
いました。

なぜなら

商人はとにかく頭つかって
工夫して独自の売り・・・

そう、

≪個性≫を出そうと
必死だったので

「商売(商人)はいやしい事(者)」

として一番低い身分に
したわけです。

また

「この道一筋が最も尊い」

という考え方に
価値観を統一させ

違う道に進もうとする者の
足を引っぱる思想を植えつけ
完璧さを追求させたのです。

★3.モノづくり大国はすごい?

「この道一筋が最も尊い」

この考え方は自然と

「完璧主義こそ美徳」

という思考を日本人に
根付かせました。

さらに

「日本製は素晴らしい」

と称賛される影で

これからの時代に必要で
大切なモノがどんどんと
消えていったのです。

※長寿ドラマの水戸黄門は典型的ですよね

≪モノづくり大国≫

確かに聞こえはいいです。

聞こえはいいですが、、

消えざるを得なかった
≪個性≫の上に成り立って
きたこの国の特徴なんだ

ということです。

★4. 「個」の時代の幕開け

これからの時代は「個」の時代。

・愚かだと思われてきたこと
・変だと思われてきたこと
・常識外れと言われてきたこと
・人とまったく違ったこと

これらが光る時代です。

これらが必要とされる時代です。

だからこそ

・バカだと思われようと
・変人だと思われようと
・出る杭になろうと
・キモいと言われようと

≪自分の個性は否定しないで外に出していく≫
≪完璧主義を良しとせず不完全を受け入れる≫

だからこそLGBTQのような
性的マイノリティも社会に
受入れられるべきなのです。

いかがでしょう?

ということで

今回はこんな提案を
させてもらいます。

【提案】
自分のバカさ(個性)を知り
磨き、高めていきましょう

#99

こんにちはマキノです。

「私と仕事どっちが大事なの!?」
「俺と金どっちが大切なんだ!?」

と現在のパートナーから
あなたが問われたとします。

なんて答えますか?

【目次】
1.お金と人
2.格差社会の正体
3.「個」の時代に学ぶべきテーマ
4.笑えない2つの音痴

★1.お金と人

冒頭の質問に私なら

「仕事だよ」
「お金よ」

と、迷わず答えるでしょう。

「マキノってひどい奴」
「そんな奴だったのかよ」
「見損なったよあんたを」

こんなふうに思われそうですね。

でも

私は答えを変えるつもりは
サラサラありません。

なぜなら

今までだったら

「仕事の代わりはいくらでもあるけど、旦那の代わりはいない」

と言ってられましたが
これからの時代はその逆で

「旦那の代わりはいくらでもいるけど、自分の仕事の代わりはない」

という流れがあるからです。
(極端に例えるとこんな感じ)

また、生活のレベルに

・上流生活
・中流生活
・下流生活

とあったとします。

今までは

上流生活 < 中流生活 > 下流生活

このように中流生活の人が
圧倒的多数を占めていました。

しかし、これからは

上流生活 > 中流生活 < 下流生活

といったように

だれもが何となく
それなりの生活が
できていた環境から・・・

豊かな生活
 or
大変な生活

この二極化が始まっていて
勝ち組負け組という言葉も
流行りましたよね。

これがさらに加速していきます。

★2.格差社会の正体

確かに今の世の中は

・サラリーマンの給料は上がらず
・時給の仕事だけが増えていき
・正業副業の両方やらないとダメ

このような状況をよく見かけ
けっして珍しくありません。

さらに心配なのは

現在は団塊世代のシニア層が
比較的豊かで裕福な暮らしを
しているので

その下の世代が

「自分達もあんな感じの老後が・・・」

と著しい勘違いをしている
可能性が高いということです。

同じ日本に住んでいて
血縁関係にある世代でも・・・

生きていく環境は全く違います。

違う国の違う政治の元で
生活していくといっても
過言ではありません。

そのくらい深刻な世代間格差。

この

≪世代間格差≫

が世界で最も大きい国が
この日本の正体です。

★3.「個」の時代に学ぶべきテーマ

世代間格差が広がる今後・・・

価値観も考え方も
大きく変化していき

その波は個人のレベルで
止められるようなものでは
ありません。

私たち日本人には

その時代、時代で
学ばなくてはいけない
テーマがあります。

団塊世代までが学んだテーマと

これからの人が学ぶべきテーマは

あきらかに違います。

団塊の世代までは

・国の発展
・国の経済成長
・国の平和
・国の安定

を第一に考えなくてはダメだ
という全体主義の時代でした。

これからの時代は

「個」

個人の時代に突入しますし
すでに突入しています。

「個」の時代・・・

学ぶべきテーマは決まっています。

それは

【お金について】
・経済
・資産運用
・税など

【人について】
・人間の本質
・男性性と女性性など

この二つです。

実は

私はこのコラムシリーズで

これら「お金と人」という
これからの時代の二大テーマ
について書いていたのです。

もちろん

・お金と言っても個人のお金
・人と言っても個人の生き方

という意味です。

たとえば

奥さんが自分の商売を始めて
がんばって稼ぐようになったら
ふて腐れはじめる旦那とは・・・

『別れた方がいい』

そんな時代になっている。

いままで

『正しい』

とされてきたことが
大きく音を立てて変わり
違う形を作りはじめます。

そういう時代になるのです。

それが

・善い悪い
・正しい誤り
・好き嫌い
・望む望まぬ

ということには関係なく
時代のうねりは襲ってきます。

突然ですが

1997年から始まった
漫画のワンピースは

個人で船を出し
自由に航海する時代が
いよいよ来たよ

っていう物語です。

時代を先取りしていたんですね。

★4.笑えない2つの音痴

歌のオンチは笑って聞けます

「お金オンチ」
「人間オンチ」

この二つのオンチは命とり。

そういう時代になっている
という自覚を持った人から

≪気付き≫

をいただける時代になりました。

その時代にたいして
「正しい方向」
を向いたときにのみ

宇宙の力は≪気付き≫を
くれるのだと思います。

これはスピリチュアルな
お話しではなく道理の話です。
(※スピリチュアルも大事です)

では(^_-)-☆

#100

こんにちはマキノです。

私のオフィス前の桜並木を
今日入学式の小学一年生が
ママと一緒に歩いています。

かわいいですね(#^.^#)
(若いお母さんは)

【目次】
1.ムカつく文章
2.愛がない文章
3.池上彰になろう
4.日本語をわかりやすい日本語へ

★1.ムカつく文章

春爛漫。

特に4月は新しい環境に
入られる方が多いですよね。

新たな環境では≪説明≫が
つきものです。

ところがその説明・・・

「聞いてもさっぱり解らん」

ということがよくあります。

ところが説明する側の
担当者の表情は

「どや、こんなん解って当然やろ」

みたいなドヤ顔。

説明してくれているのは
ありがたいんだけれど・・・

私はムカつきます。

たとえば

あなたはこんな文章を
どう思われます?


弊社ではお客様の情報システムとマネジメントを最適化し、トータルでの有効性・利便性・信頼性・安全性を向上させるコンサルテーションを提供しています。WEBソリューションの提案から構築まで、SEO/LPO対策ならお任せください。最適なプロダクツを組み合わせたソリューションでお応えしていきます。


ようは

「うちの会社では、使いやすくて安全で、お問い合わせがいっぱいくるサイトを作ってあげられますよ」

と言っているだけです。

≪オレ様コピー≫

とでもいうのでしょうか?

★2.愛がない文章

相手が見えていなくて
相手のことを考えてない

そんな文章を私は

『愛がない文章』

だと言っています。

言い換えると・・・

「自分が伝えたいことを伝えようとしている文章」

なのか

「相手が聞きたいことを伝えようとしている文章」

なのか

ということです。

もう1つたとえると・・・

「自分が使う言葉で伝えているか」
「相手が使う言葉で伝えているか

ここも重要なところです。

★3.池上彰になろう

そんなわけで

私はこのコラムシリーズでは
気を付けている事があります。

それは

≪あなたにわかりやすく書く≫
≪あなただけに向けて書く≫

ということです。

常に

「オレ様になってないかな?」

と意識して書いています。

私は口頭でも文章でも
言葉は伝わってナンボ
だと思っています。

だからこそ

単語一つもちゃんと選ぶ。

また

自分が初めての環境で
聞きなれない専門用語を
バシバシ使われたら・・・

と考えて書きます。

ちょっとだけでも

「もう少し解りやすくならんかな?」

と思えると

誰もが池上彰さんのように
なれると思います。

★4.日本語をわかりやすい日本語へ

これからの情報化時代は・・・

内容が立派という価値より
わかりやすいという価値が
求められていると感じます。

・簡単な言葉で
・シンプルに
・わかりやすく

(私の文章が長いのは解りやすさを追求しているが故です(苦笑))

日本語をわかりやすい
日本語に翻訳してあげ
相手を喜ばせましょう。

ムカつく文章が少なくなる
ことを願ってやみません。

P.S.
業界用語は使えば使うほど
相手に全く響かなくなる。

では(^_-)-☆

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