#65 👁五感と売上げ👄

先月の私のコラムと、先週の小嶋さんのコラムでマーケティングについてお話をしました。

そこで今日はそのマーケティングの締めと言いますか、本質と言いますか、をお伝えします。

マーケティングとは簡単に言えば
『売れる仕組み、流れ』
のことです。

事業で言えば、
①誰に
②何を
③どうやって
売るのか?と言うことですね。

つまり、難しい横文字で
“マーケティング”
なんて言わずに”商売”
で良いかと思います。

個人事業主であれば、全員が商売について考えます。
つまり、全員マーケティングはしているわけですね。

商売の相手とは?
相手はもちろんお客様、、、の前に人間です。
人間誰しもが持っているもの、
それは『五感』です。
五感に訴えかけることこそ、真のマーケティング(商売)と言えます。

人間の五感は
❶視覚
❷聴覚
❸嗅覚
❹味覚
❺触覚
があります。
何か物を買う時、情報を得る時、無意識にみなさんも使っているはずです。

あるデータによると
五感から受け取る情報量にはかなり偏りがあります。
視覚82%、聴覚12%、
嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%

人間は視覚で大抵のものを判断しているということですね。

この五感の先には直感や感覚もありますが、まずは人間の五感について理解をし、商売に繋げてみましょう。

明日から詳しく説明します!

#66 👁視覚を制する👀

❶視覚

街を見渡しても、スマホの画面を見ていても、莫大な量の情報が溢れています。その中で人間は色に大きく反応します。

赤は活力、オレンジは冒険的、黄色は元気、緑は裕福、青は信用、紫は神秘的、茶色は健康、などなど色が人に与える印象は様々です。

マクドナルドと言えば?
Twitterと言えば?
すぐに色が出てきますよね?

つまり、マーケティングに色はとても重要だということです。

その他に、人間は止まっている物より動いている物に目がいきます。
看板を置いて集客するよりも、店の前に立ってチラシを撒く方が集客力があります。
ただの看板よりも、動画が流れていたり、電光看板の方が実は人の目につきやすいのです。

また、人は文字だけの情報はすぐに忘れてしまいますが、画像や動画がそこにあれば忘れにくく、記憶に定着しやすいのです。
道路標識なんかがそうです。

『学校、幼稚園、保育所等あり。気を付けて運転してください』

よりも、黄色の背景に小学生2人が歩いている標識の方が目につきますし、言われてパッと思い出せますよね?

これらは全て脳がそうなっているのです。本能です。

あなたの売る物やサービスによって広告やお店、HPなどの色を変えてみる。
お店の前の看板を文字だけではなく画像付きにしてみる。
チラシの色合いを変えて、画像メインで出してみる。
店内の照明にこだわってみる。

人間の本能や脳の仕組み、それを利用して、視覚的なマーケティングを試してみましょう。
そして、あなたが普段生活する中で、一度視覚的マーケティングに気を配って過ごしてみてください。

あなたが思っているより、視覚から物やサービスを買っていることに気付きます。

#67 🧏‍♀️音で売上げを上げる👂

❷聴覚
人間は大抵の情報を視覚から得ている。とお話ししましたが、
実は具体的な刺激から反応までの速度は
●視覚 0.189秒
●聴覚 0.146秒
つまり人間が本能的に一番早く反応するのは”音”であるということです。

そんな聴覚ですが、
皆様もこんな経験はありませんか?

この曲を聴いたら元彼を思い出す。
この曲を聴いたらあの場所を思い出す。

などなど、音楽を聴くだけで、自分の記憶、その時の景色を思い出せますよね?
これが音の持つ強みです。

また、音は喜怒哀楽、つまり感情にも大きく影響を与えます。
感情を動かせば行動も動かせるというわけです。

緊急地震速報の音を聞くと、恐怖し、逃げろ!と行動しようとします。

音には、記憶を呼び起こす、感情を変える、行動を変える力があるわけですね。

知ってる人は知っていると思いますが
『バ〜ニラ、バニラ』と言った求人のトラックがあります。
その他にも出前館など、
これは音を使って人の記憶に定着させ、売上げに繋げています。

お店をされてる方はBGMですね。
私の知り合いの美容師さんは、常連様にはあらかじめ好きな曲を聞いておいて、スマホにお客様専用のプレイリストを用意し、来たら流していました。
これは嬉しいサービスですね。

そして、お店をされてる方も、BGMが関係ない方も、1番大切なのが『声』です。
声が1番使う音ですね。
声の質、大きさ、速度、口調、これで売上げは大きく変わります。

❶声のトーンを高く
低い声は相手に暗い雰囲気を与えてしまいます。明るい気持ちにするために高めの声で話しましょう。

❷落ち着いた声のトーン
落ち着いた声のトーンは、相手に安心感を与えます。また、自信がある方は基本的には落ち着いた声で話します。自分が自信満々だと物は売れます。

このように、お客様の聴覚を意識し、広告BGM、店内BGM、声、などを工夫してみましょう。

#68 👃においを制する🐽

❸嗅覚

映画館の匂いといえば?
家具屋さんの匂いといえば?
ポップコーンの匂いでワクワクしたり、家具の匂いで落ち着いたり、やはり匂いも人間の感情や記憶に影響を与えます。
これはプルースト効果と言って、ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象のことです。
 
匂いの好みは人それぞれ、
国それぞれです。
●中国人→ジャスミンを好む
●アメリカ人→バニラを好む
●日本人→イグサ(畳)を好む
などの研究結果も出ています。
ちなみに、イギリス人はイグサの匂いが嫌いです。

その他にも、
❶ローズマリー、ペパーミント
これらは認知を活性化させる香りと呼ばれています。

・ローズマリーは、リフレッシュや爽快感、脳の血流を改善、集中を促す、記憶力の向上
・ペパーミントは、疲労回復や眠気覚まし

❷ゼラニウム、お菓子の甘い香り
これらは親近感を持たせる香りと呼ばれています。

・ゼラニウムは、人との関わり合いを促し、コミュニケーションには最適
・チョコレートやバニラなどの甘い香りは、会話をしている相手の印象が良くなる

❸セドロール、ラベンダー
これらは副交感神経を働かせ落ち着かせる香りと呼ばれています。

・セドロールは、リラックス効果がある香り。ヒノキや森林の匂い
・ラベンダーは、リラックス効果が高く、イライラや不眠などを解消する香り

このように、実は匂いにもたくさん種類があり、それぞれ効能があります。

外資系のホテルでは既に香りマーケティングを導入していますし、
ある水族館では夏と秋には清涼感のある香り、冬と春はフローラルな甘みのある香り、など季節に分けて香りを導入しています。

お店の匂い、おしぼりの匂い、宅配に来た人の匂い、宅配物の匂い(過去に段ボールにタバコの匂いがついており嫌な気分に)

お客様、仕入れ先、取引先、商売では多くの人と関わります。
直接会うならやはり”匂い”は意識しましょう。
また、上記段ボールのような会わなくても匂いは相手に良い印象も悪い印象も与えます。

一度匂いについて考えてみてください。これが売上げに繋がります。

#69 👄味覚と触覚👋

❹味覚

あなたの美味しいと思うお店を思い浮かべてください。

味覚だけに焦点を当てると味だけが思い浮かびますが、
ここで出てくるのが、
❶視覚❷聴覚❸嗅覚です。

あのお店のあの味が美味しい!
はあるかと思いますが、思い出す時はそのお店の雰囲気や料理の彩りなどが出てくるはずです。
“料理は目で見て楽しむ”なんて言葉があるように、他の五感を巻き込んでの味覚マーケティングがおすすめです。

試食で出すお皿、彩り、接客、などなど味覚は【味覚×他の五感】で攻めてみましょう。

❺触覚

❶〜❹の五感は人間のある特定の場所の器官によって感じられる感覚ですが、触覚はそうではありません。
手触り肌触り、座り心地、寒い暖かい、など全身で感じることができます。
ダンシングクラブというシーフードレストランでは、白い紙の上にシーフード料理がそのまま置かれ、手掴みでそれを食べます。
これが大ヒットしました。
味覚×触覚でエンターテイメントを演出しました。

出してもらったホットコーヒーのカップが熱い、座ったイスの座り心地が悪い、もらった名刺の触り心地が安っぽい、左利きの人が右利き用の何かを使うと違和感がある、などなど
触覚は人間の感情や感覚にダイレクトで影響を与えます。

ちょっとした違和感は相手に不信感や心地悪さも届けてしまいます。
他の五感とはとは違い少し感覚的でわかりにくいですが、
【お客様に心地良い触覚】をあなたの商品やサービスの中からぜひ見つけてみてください。

1週間、抽象的な表現や、ごく一部の例を取り上げましたが、まだまだこの”五感マーケティング”は奥が深いです。
そして、それを意識して商売をするかしないかであなたの売上げに大きな影響を与えます。

大川さんがフロアとシャンプーブースの曲を分けているように、事業が上手くいっているお店には、きちんと工夫と理由があるわけです。

・お店を出たのに、見えなくなるまでお辞儀をしていた
・トイレがとても良い匂いだった
・笑顔で話してくれた
あなたが日々生活をしている中で居心地の良さや感動を覚えるのは、こんな些細な小さな工夫や気遣いです。
事業とは誰かの不満や不便を解消し、お金をいただくことです。
直接的な仕事以外でもそれを考えてみてください。

PAGE TOP